MTC19 ページ20
銃兎「壊す……?そう言ったのか?」
左馬刻「ああ。優も聞いたよな?」
優「聞きました」
左馬刻「だとよ。意味のある言葉かはわからねぇが一応、覚えておこうぜ」
銃兎「そうだな……っと、本当にそろそろ出ないとヤバい。続きは外で話すぞ」
コツコツ
壊すねぇ……
やっぱり違法マイクで洗脳されてるのか?
ガチャ……バタン
左馬刻「……で、移動した先がテメェの車かよ」
銃兎「ここなら誰かに聞かれて困るってこともないからな。それに、何かあればすぐに移動できる」
♪〜♪♪〜
銃兎「噂をすれば、早速か。理鶯から連絡だ」
左馬刻「理鶯?」
銃兎「ちょっと、頼みごとをしてたんだ」
『?……ああ、あれのことか』
銃兎「ええ、それのことです。…理鶯、何かわかりましたか?」
理鶯「『ああ。言われた通り探ってみたが、電話で話すには少々長くなりそうだ。こちらに来られるか?』」
銃兎「もちろんです。左馬刻とAも居ますから一緒にそちらへ向かいますよ」
理鶯「『そうか、では待っているぞ』」
ピッ
左馬刻「なんかわかったのか?」
銃兎「ああ、進展があったようだ。詳しくは、理鶯から聞こう」
コツコツ
理鶯「こんなところに呼び出してすまない。小官の野営地に来てもらうのはいささか骨が折れるだろうと思ったのでな」
銃兎「それはそれとして……なぜこんな道端に呼んだんです?」
理鶯「なぜかは……おいおい話そう。まず、調べたことを報告させてくれ」
銃兎「警備員から何か聞き出せた、ということですね」
左馬刻「警備員?」
『あ、左馬刻知らないんだった』
理鶯「なら、小官から話そう。実は、Port harborで……」
─数分後
左馬刻「へえ。ンなことがあったのかよ」
『理鶯には、警備員を家まで送ったあとさらに聞き出せたことがあったら2人のどちらかに教えてほしいって頼んであったんだよね』
理鶯「結局、あの後は話を聞くことができなかったが警備員の部屋に、警備会社のものと思われるアルバイト募集のチラシが落ちていた。それを頼りに、警備会社を訪ねてみたのだが……記載されていた住所に、それらしき会社はなかった」
『なるほどね』
銃兎「ですが、実際に警備を行っているのですからどこかに母体はあるのでしょうね。真っ当な組織ではないかもしれませんが」
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作者名:紅玲 | 作成日時:2020年11月7日 13時