式神使いの幼馴染です(呪術廻戦) (ページ17)

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一年生全員集合#3 ページ17

野「ダサ」

いや、めっちゃハッキリ言うじゃん

五「あ─それから宿儺は出しちゃ駄目だよ。アレを使えばその辺の呪いなんて瞬殺だけど近くの人間も巻き込まれる」

野「？」

あー、そっか

宿儺は人間の味方じゃないから呪霊を倒した後すぐコッチに向かってくるのか

そうなると…野薔薇が危ない目に会うことになるんだな

恵「やっぱ俺も行きますよ」

『私も行きます』

五「無理しないの。恵は病み上がりだし、Aは足の骨ちょっとやってるでしょ」

…え？

恵「は？」

『え？』

恵「どういうことですか」

五「恵、Aの歩き方を見てたら分かると思うんだけどA片足ちょっと引きずってるんだよね。痛いんでしょ」

恵「オマエ…なんで言わないんだよ」

『いや…まあ恵に比べたら大分軽傷だしいっかなって』

恵「オマエ馬鹿なのか!?」

『!?』

恵「俺が守ってやれなかったせいでオマエが怪我したんだ。俺にくらい知らせてくれたっていいじゃねぇかよ…」

『…ごめんね。でも、これは完全に私の不注意でした怪我だからさ。気にしないで』

五「とりあえず後で硝子に治してもらっておいで」

『いや、自分で治しますよ』

五「…え？」

反転術式疲れるからしてなかったんだよなぁ

まあ、やった方が良さそうだしやるけどさ

フワー

『はい。治りました』

五「…え。いつの間に反転術式マスターしたの？」

『かなり前からですけど…』

五「え。僕、知らなかったんだけど。教えてよ、ちょっと」

『え。別に良くないですか？』

五「良くないよ！」

『あ、なんかごめんなさい』

恵「オマエ…ほとんどのこともうやってのけれるんじゃないか？」

『そうかな？』

五「まあ…特級にまでなったら出来ようになってるか」

恵「…話戻しますけど虎杖って要監視ですよね？」

五「まぁね。でも、今回試されてるのは野薔薇の方だよ。悠仁はイカレてんだよね(コンコン)」

まあ、確かに宿儺喰うくらいだもんな…

イカれてないとは完全に言えないな

五「異形とはいえ、生き物の形をした呪い(モノ)を、自分を殺そうとしてくる呪い(モノ)を一切の躊躇なく殺(と)りに行く。君達みたいに昔から呪いに触れてきたわけじゃない。普通の高校生活を送っていた男の子がだ」

五「才能があってもこの嫌悪と恐怖に打ち勝てず挫折した呪術師を恵とAも見たことがあるでしょ」