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一年生が増えた#3 ページ12

学「呪術師は常に死と隣り合わせ。自分の死だけではない。呪いに殺された人を横目に呪いの肉を裂かねばならんこともある」



呪骸「(ズンチャカズンチャカハーヨイヨイ)」



何してんの、呪骸は



踊ってるよね?



学「不快な仕事だ。ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ。それを他人に言われたから?笑わせるな。まだ死刑を先延ばすためと言われた方が納得がいく」



虎「!ざけんな、俺は」



学「君は自分が呪いに殺された時もそうやって祖父のせいにするのか」



あ、虎杖くんの顔が変わったな



何か気づいた感じ?



虎「……アンタ、嫌なこと言うなぁー」



学「気づきを与えるのが教育だ」



虎「俺は、別に…」



あ、余所見してたら─



バキィ



ですよねー



学「死に際の心の在り様を想像するのが難しい。だが、これだけは断言できる。呪術師に悔いのない死などない」







学「今のままだと大好きな祖父を呪うことになるかもしれんぞ。今一度問う。君は何しに呪術高専へ来た」



虎「ヂッ」



グア



ギチィ



虎「「宿儺を喰う」それは俺にしかできないんだって。死刑から逃げられたとしてこの使命からも逃げたらさ、飯食って、風呂入って、漫画読んで、ふと気持ちが途切れた時「あぁ、今宿儺のせいで人が死んでるかもな」って凹んで、「俺には関係ねぇ」「俺のせいじゃねぇ」って自分に言い聞かせるのか?」



虎「そんなのゴメンだね。自分が死ぬ時のことは分からんけど」



ー生き様で後悔はしたくないー



…すごいなぁー、虎杖くん



私がもし、学長にあんな風に聞かれたら虎杖くんみたいに答えられないんだろうなぁ



学「悟、寮を案内してやれ。それから諸々の警備(セキュリティ)の説明もな」



お、合格だ



虎「ん?」



学「合格だ。ようこそ、呪術高専へ」



虎「よろっ」



ボコッ



『えっ』



学「あっ、スマン。術式解くの忘れてた。…あとひとつ、A」



『?はい』



学「悟が彼に寮を案内でき次第、一緒にここに来てくれ。少し、話がある」



『あ…はい。わかりました』



えー…なんだろう



わかんないなあ



ー男子寮



コツコツ



五「とりあえずここは好きに使っていいよ」



虎「おー!!広い広い!!」



いや、虎杖くんめっちゃ目がキラキラしてる…



五「二、三年は今出払ってるけどま、すぐ会えると思うよ。人数少ないし」



チラッ



あ、これ五条先生何か企んでる笑い方だ

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れぃ - 恵くんかわゆい〜 (2022年9月25日 6時) (レス) @page29 id: 0a447ebb60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅玲 | 作成日時:2021年5月12日 23時

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