何故か箸を片手に忍の世界へ来てしまった 【弐】

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「お前ェ…本当にそんな顔で撮るのか！？」

ﾅﾙﾄ「いいからいいから！ハイ！」

『あ"〜〜ッッハッハッハッハアアアアwwwいいぜナルトォ！！！いい顔だァ！！！www』


顔に墨でらくがきし、決めているナルトを見て地をバンバンと叩き大爆笑する

今日は忍者登録書用の写真を取りにきている

写真を撮るおじさんは俺とナルトを見てやれやれ という感じで呆れているが
俺にはバカウケだ


「…ったく、後悔すんなよ！
ハイチーズ

はい、できたぞ」


撮れたようで、おじさんがそう言うと
ナルトは笑顔でこちらに来た

『っwwwはい顔拭いてwww』

ﾅﾙﾄ「おう！」


「次はお前だお嬢さん」

『お嬢さん！？』


男に間違われやすいせいか、お嬢さん というワードがとても嬉しくなる

『わかってますねえおじさ〜ん♡』

「いいから早う座れ」

『は〜い♡』


ニヨニヨと口角をあげながら椅子に座る
ナルトがどキツかった為、ポーズを撮った方がいいのかと思ったか
一応俺はまともだからやめといた


「ハイチーズ」

『はい』








ﾅﾙﾄ「へへへ」

忍者登録書を見て何とも言えない顔をする火影様


ﾅﾙﾄ「なかなかいい顔決まんなくってさ！
それになるまで3時間もかかっちまって
いやーーーでもさ！でもさ！
アートっぽく決まったってーか」
ﾋﾙｾﾞﾝ「撮り直し！」

ガビーン と落ち込むナルトに対して
続けて火影様は

ﾋﾙｾﾞﾝ「それより2人
額当てはどーした？」

ﾅﾙﾄ「明日の説明会までつけねーの！傷つくから」

『つけてたら暑いんで』

そう、額につけて行こうとしたんだがあまりにも汗をかいてしまうのでつけるのはやめておいたのだ

ﾋﾙｾﾞﾝ「…ま…ともかく…この忍者登録書は里だけの隠密性の高い…
お前にとっても大切な書類じゃぞ…なんじゃこの顔は！」

ﾅﾙﾄ「だって！俺そーゆーのよく分かんねーんだもん！」

ﾋﾙｾﾞﾝ「お前がなんとか言えばよかっただろうA！」

『いやイカしてると思ってたんで』

ガラッ

扉からそう音がして皆してそちらを見ると

ｺﾉﾊﾏﾙ「じじィ！！勝負だァこれ！！！」

『おう、、』

ﾅﾙﾄ「！！！」


見覚えのあるその姿は、予想してたよりも小柄で動きが早かった
肉眼で目視するのは今日が初めてだった為、俺感動案件だ

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