何故か箸を片手に忍の世界へ来てしまった 【弐】

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その夜、マインドさんに頼んでナルトの近くまで行く事にした


原作がこれ以上崩壊したとて
俺はナルトを守る必要がある

自分は姉であるのだから

ﾏｲﾝﾄﾞ「ここを抜ければいる
私はもう帰るぞ」

『はい、ありがとうございました』

泣いて少し腫れてしまった目を撫でながら言葉を返すと、すぐにナルトの元へ向かう

少し坂になっている道を登り、草木をかき分け
少し広い場所に辿り着く

その真ん中には見慣れた後ろ姿をした

自分の弟がいた

ﾅﾙﾄ「……！！！A？」

『見つけた』

ﾅﾙﾄ「うお！？A！！？」

ボロボロなナルトをぎゅう と強く抱きしめる

『さっきはごめん』

ﾅﾙﾄ「な、なんで謝るんだってばよ…？」

『額当て…見せびらかしたから…』

ﾅﾙﾄ「……？なんでそれで謝るかわからないってばよ」

『え？？？』

キョトン としているナルトの姿をみてこちらが驚いてしまう

『え、え……だって不機嫌そうな顔で俺の事見たし…
気に触ったかと思って……』

ﾅﾙﾄ「違うってばよ！俺！Aが合格したら一番最初におめでとうとか凄いとか言いたかったんだってばよ！

でも周りの奴ら邪魔だったし！言ってもうるさくて俺の声全然聞こえてなかったみたいだったし！

だからだってばよ！」

『あ、え…えぇ……そうだったの…』


それについてはどうやら思い違いだったようで、少し安心する

ホッ と自身の胸を撫で下ろすと
後ろから声が聞こえた

「…………見つけたぞコラ！！」

すぐ様後ろを見ると、そこには怖い顔をしたイルカ先生が

『うわああああ！！！』

ﾅﾙﾄ「あーーー！！鼻血ブー見っけーーー！！！」

ｲﾙｶ「バカ者！見つけたのは俺の方だ！あとAは驚きすぎだ！」


イルカ先生はため息をつくと、なにかに気づいたのか
主にどろんこになったナルトの方をみた

ﾅﾙﾄ「へへへ 見つかっちまったか
まだ術1個しか覚えてねーのに」

ｲﾙｶ「お前ェ
ボロボロじゃねーか……
一体何してた？」

ﾅﾙﾄ「そんなことより！！
あのさ！あのさ！
これからすっげー術見せっから！

それできたら卒業させてくれよな！」

ナルトがそう言い、少し距離を置くと
ナルトは俺に謎のアイコンタクトを送ってから手をあわせた

ｲﾙｶ「ナルト…」

ﾅﾙﾄ「ん？」

ｲﾙｶ「その背中の巻物はどうした？」

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