何故か箸を片手に忍の世界へ来てしまった 【弐】

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ﾅﾙﾄ「A！！！」

『んぉ……』

ﾅﾙﾄ「やっと起きたってばよ…
今日卒業試験だぞ！！」

『あああああ！！！！！！
今何時！？！？』

ﾅﾙﾄ「4時」

『いや早い！！！！』

確か卒業試験は7時からだ
3時間も早く起きてしまった


ﾅﾙﾄ「普通！！！早起きするのは普通！！！」

何回も普通普通と言いながら僕に指を指すナルト

『いつもは起こしても起きないくせになぁにが普通だ』

ニヤニヤァと笑いながら相手をじーっと見ていると
ナルトはムスッ としてから僕のことを叩き始めた

『あいたたたたやめてやめて
それよりも修行しなきゃでしょ
朝ごはん作るからここで練習してな』

ﾅﾙﾄ「…はーい」


ナルトを部屋に残し、台所まで向かうと
ナルトに聞かれていないことを確認し

『マインドさん』

と名前を呼ぶ

ﾏｲﾝﾄﾞ「なんだね」

するといきなり後ろから話しかけられ蛇口に手をぶつける


『いってえ…驚かさないで下さいよ…』

ﾏｲﾝﾄﾞ「どこから来ても驚くだろう？」

『仰る通りですケド……』

それより と小声で喋りながら振り返る

『今日卒業試験なんです
どうにかしないと留年なんですが
案の定、僕チャクラという忍者のエネルギー源みたいなのがないんですよ』

ﾏｲﾝﾄﾞ「どんまいと言うやつだね」

『助ける気は』

ﾏｲﾝﾄﾞ「どうしようかね！」


『素直に助けてほしいんですけど！！』

そう言うといきなり口を抑えられる

ﾏｲﾝﾄﾞ「ナルトと言う少年が来てしまうだろ？静かに」

『マインドさんのH』

ﾏｲﾝﾄﾞ「Ms.ユウ、君はどの臓器が必要ないかね？」

『冗談ですすみません』


相手から離れて冷蔵庫を開ける
中から材料を取りだし支度をする

ﾏｲﾝﾄﾞ「おっと、これから朝食か
ご一緒してもいいかい？」

『いや、ナルトになんと説明しろと……』

ﾏｲﾝﾄﾞ「”友達”さ！」

ウィンクしながらそう言うマインドさんに呆れつつも淡々と具材を切っていく

『ナルト、いつも僕といるんで
疑われるかと思いますけど』

ﾏｲﾝﾄﾞ「その時はその時さ！」

『軽いんですよ……』


ｶﾞﾁｬ
ﾅﾙﾄ「A、誰と話してるんだってば……」

ナルトの声にハッとして振り向くも
マインドさんは既にナルトの目の前にいて
相手の手を握っていた

それにいつの間にか着物着てるし
目の色も普通で the人間

ﾏｲﾝﾄﾞ「やぁ！君がナルト君だね！私は舞(まい)だ！Aの友達さ！よろしく！」

ﾅﾙﾄ「え？A」

『あーうん…友達だよ』

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