24(記念:特) ページ25
オ「此処のコーヒーも中々良かったな。」
グ「あぁ、そうだな。…帰るとするか。」
オ「絶対、トントン怒ってるで。」
グ「バレんかったら大丈夫やって。」
グルッペンとオスマンは自らの巣へ戻っていく。
沢山のヒトが行きかうこの街は、日々危険と隣り合わせ。その中には喰種だっている。勿論、白鳩だって。
グ「オスマン、路地裏行かへん?」
オ「賛成めう。お土産として臓器の一個や二個欲しいわ。内ポケットに入れて。」
二人は家路につくのをやめ、路地裏へ入ってく。
グ「さて、此処だと襲いやすいだろう?つけられていることは分かっていたさ。」
後ろを振り返る。スーツ姿の女性。
オ「自分、喰種やな。ずいぶん鼻が利く喰種やな。」
グ「何の用だ?宣戦布告か?。」
すると、その喰種はゆっくりと口を開く。
「「我々」の方ですか?」
オ「せやけど」
「これを」
喰種は、ポケットから2通の手紙を取り出し、グルッペンに渡す。
グ「レストランの…招待状?」
オ「でも、此処ってさ会員じゃないと入られへんって聞いたで。」
「それを入り口で係の者にご提示いただきます。」
グ「何故、我々に?」
「オーナーの命令です。それでは」
喰種はその場を立ち去る。電話がかかって来たらしく、携帯を耳に当てる。先ほどとは全く違う。さやかな声だ。
グ「人間社会に潜む喰種か…」
オ「そうみたいやな。で、行くんか?そのレストランに。」
グ「招待状を貰ったからにはいくしかないだろう。」
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地蔵 - グ「2区に行ってたゾ」の所ですが20区では? (2019年8月28日 19時) (レス) id: db8a6fb11e (このIDを非表示/違反報告)
N.w.L(プロフ) - メメランさん» 長らくの間大変お待たせいたしました。 (2019年7月28日 16時) (レス) id: b3f5fdbec1 (このIDを非表示/違反報告)
メメラン(プロフ) - ヤッタァ!?更新した!もうほんとに好きコレ頑張ってください!いくらでも待ちます! (2019年7月28日 15時) (レス) id: 7e9858dfa0 (このIDを非表示/違反報告)
Noel、wrwrdリスナー(プロフ) - 大変長らくお待たせいたしました。進路先を変更したため、活動を再開させます。投稿頻度は落ちますが、これからもよろしくお願いします (2019年2月13日 18時) (レス) id: b3f5fdbec1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんた - 待ってますね!! (2019年2月4日 15時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N. w.L | 作成日時:2018年4月15日 20時