First time with you (ページ38)

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はじめてのライバル 2 ページ38

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「……しょぉ、紫耀大丈夫？」

紫『あ、ごめん。ぼーっとしてた』

優『大丈夫っすか？』

紫『大丈夫です、すいません』

「優太がね見つけてくれたよ」

優『彼氏さん!これ触ってみてください。

家にあるやつをAに聞いたんで

それに似てるやつで夏でも使えるような

少し薄手にしたんですけど』

紫『………あ、俺好きですこれ』

優『ですよね！

俺もこれ家にあるんですけど

彼女も気に入ってよく使ってます』

なんだ、彼女いるんじゃん

紫『Aちゃんどう？』

「私もこれ好き」

紫『ならこれにします』

優『ありがとうございます』

会計が終わって

ブランケットを包んでもらってる間

Aちゃんはずっと

あの店員さんと話してる。

聞きたくないから俺は入口のとこだけど。

すっげー楽しそう

あ、叩いた

モヤモヤする。

なんだこれ

商品が包み終わって

こちらに向かってくる二人。

優『また来てください。

秋に冬用のもっとふかふかしたやつ

出るらしいんで』

紫『……そうなんですね』

「優太、また連絡するね。ご飯食べに行こ」

優『おう、分かった。じゃあな』