はじめてのライバル 3 ページ39
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いつまでも手を振ってる
Aちゃんの手を掴んで歩く。
「紫耀?」
『ごめん。ちょっと話しかけないで』
車まで戻って
席に座ったのを確認して抱きしめた。
『ごめん、Aちゃん。
ちょっとこのまま』
「全然いいけど、どうしたの?」
背中に回った腕の強さに不安が消えていく
『………Aちゃんが俺のだよな
っていう確認』
「あー、優太のせい?」
『……認めたくないけど』
「ただの幼なじみだよ?
ここで働いてるのも知らないぐらい
連絡してなかったし」
『でもご飯の約束してた』
「だって色々話したいんだもん」
何言っても躱されちゃう
ダメだもう…
腕の強さだけじゃ立ち直れない……
『ご飯行く時は事前に言って?
俺心の準備必要だから』
「なんで笑」
『……Aちゃんが取られちゃいそう』
肩におでこをおしつけると
背中に回ってる手が髪の毛を撫でてくれる。
「だーいじょうぶ。
紫耀しか見えてないから」
『ほんとに?』
「ほんとだよ」
『信じる……
でもほんと黙っていかないで?』
「分かったよー、もう」
項垂れてる俺から離れて
ちゅっと頬にキス。
「これでいい?」
『……やだ』
「わがままだなぁ。目閉じて」
素直に目を閉じると
唇が鼻に触れて目や顎にも触れる
そっと目を開けると
「紫耀、好きだよ」
Aちゃんの唇が俺に触れた
「……もう大丈夫でしょ?」
離れようとするAちゃんに
そのまま唇を押し付けて舌をねじ込む
一通り堪能してから離した。
『……帰ったら続きね?』
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作者名:凛 | 作成日時:2020年7月11日 23時