はじめてのお祭り 1 ページ33
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部屋風呂を堪能してから
旅館の探検をすることにした。
売店でお菓子を試食させあったり
ぬれおかきを見つけた紫耀が
棚にある分全部買うから
店員さんに笑われたり。
『広くて探検しがいあるね』
「もう迷ってますけどね笑」
『別館?だよね、ここ』
ウロウロさまよっていると
「ねぇ、紫耀」
『んー』
2人で覗き込んだのは花火大会のポスター。
「あれ、今日だ」
『うわー、行きてー』
「夜ご飯早めに食べて行ってみよっか?」
『俺いか焼き食べるー』
「紫耀と花火見れるなら浴衣着たいな」
『あ、俺も。
どっかに借りるとこないか聞いてみよっか』
フロントで聞いてみると
今日のお祭りの日だけは
夜ご飯を遅くできるみたい。
この旅館で浴衣の貸出も着付けも
販売もしてるみたい。
『せっかくならさ
思い出に浴衣買って帰る?』
「うん、そうしよっか」
『お互いに選んだやつにしよ』
私は男性物、紫耀は女性物を見て回る。
「紫耀に似合うやつかぁ…」
紺か黒か……あ、これ似合いそう。
浴衣を持って
紫耀の背中にあわせに行く。
「よし、これにしよ」
『決めた?』
「これ」
ベースは灰色なんだけど
不規則に紺と白がモザイク柄になってる浴衣
「どう?」
『あ、俺好き。こーいうのいいよね』
「よかった」
『んー、悩むな』
私に着せる浴衣を悩む紫耀
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作者名:凛 | 作成日時:2020年7月11日 23時