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はじめてのドライブ 4 ページ19
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『Aちゃん、Aちゃーん！
着いたよー』
紫耀の声で起きると、目の前に紫耀の顔。
「うわ、あ、紫耀……おはよ」
『驚きすぎ笑 おはよ』
シートベルトを外そうと下を向くと
指で顎を持ち上げられてそのまま触れ合った唇。
ちゅっという音ともに離されると
『Aちゃんの寝顔可愛くてさー
もう何回キスしそうになったか。
だからキスしちゃった』
嬉しそうに笑う紫耀。
そんな顔見ると怒れないよ。
「ほんと紫耀、私のこと好きだね？」
照れ隠しにそんなことを言うと
『当たり前に好き…あ、大好きだよ？』
真面目な顔して答えるから
「ありがと」
素直に気持ちを伝えた。
『よし、じゃ降りましょ』
ドアを開けて外に出ようとすると
いつの間にかドアの横にいた紫耀が
手を差し伸べてくれる。
『はい』
手を重ねるとそのまま握り返してくれた。
『行こ』
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作者名：凛 | 作成日時：2020年7月11日 23時
