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はじめてのお風呂 1 ページ14
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「絶対やだ、恥ずかしい」
『なんで？もう俺のこと全部見たでしょ？』
「そういう問題じゃない！！」
俺の部屋に泊まるたびに
いっしょにお風呂入るのを拒否られてしまう。
だから彼女の部屋に泊まる今日は
秘密兵器を持ってきた。
『Aちゃーん、お風呂入ろ？』
「やだ無理」
はい即答。
『Aちゃん』
ちょいちょいと手招きして
俺の足の間に座らせる。
「これも近いからやだ 」
『んもう、なに？反抗期？』
わざとぎゅーと抱きしめると
ちゃんとお腹に回した腕に
手を乗せてくれるとこが素直で好き。
『恥ずかしいからってのは
もう知ってるけどね』
「知ってるなら言わないでよ」
『反抗期のお姉さんといっしょにお風呂に
入りたいんですよ平野は。
なので秘密兵器持ってきたんですけど』
背中側にあるカバンに腕を伸ばして
あるものを取り出した。
『これなーんだ』
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作者名：凛 | 作成日時：2020年7月11日 23時
