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30.救いの手 ページ31







ガーデンテラスに着くと、そこには数人ではあるが人がいたためさっきの所よりはいいと思い、適当な場所に向き合うように座った。


目の前にいるそいつは相変わらず何を考えているのか分からないポーカーフェイスを決め、私をじっと見つめている。



「…あ、あの〜?私の顔に何か付いてます?」


「相変わらずのブス面だと思ってねィ」


「あんだと顔面詐欺師!!」


たしかにそう言えば昔からかわいいね、といろんな人に言われてきたがこの男だけはずっとブスブス言い続けてた気がする。


あ、なんか思い出してきたら腹が立ってきたぞ。



「…そっちの方がいい」


「は?」


「だから、テメーはそうやってる方がテメーらしくて好きだっつってんだ」


「なっ…!」



顔がだんだん火照っていくのを感じ、全力で顔を伏せる。


もうこの”想い”は捨てたはずなのにまだ捨てきれていないらしい。たった一言、「私らしくて好きだ」なんて言われただけなのに、相手には私にそんな感情がないのに、すごく嬉しい。



「…おい、どうしたんでィ」


「な、なななななんでもないよ!!うん!と、ところで私になんの用があってきたのかな!?」


「噛み噛みじゃねーか。大丈夫かィ?」


「だ、大丈夫大丈夫!!ほら見て!こんなに元気だよ!!」



そう言ってこのガーデンテラス内を全力ダッシュして戻ってくると沖田はかなり引いた目で「お前やっぱM属性か…」と言ってきやがったのでとりあえず殴っといた。



「___で、結局何の用で来たの?」


「あー、そうそう。テメー今朝コレ落として行きやがっただろ。わざわざ届けにきたんだから感謝しろィ」



沖田の鞄から私のデザイン画達が姿を現した。


あぁ…!!これで私の命は救われた…!!なんだか大魔王が今は神様に見えるぞ…!!



すると、私のその様子を見ていた沖田はニヤリ、と笑みを浮かべてこう言った。



「その代わり、俺の質問に正直に答えてもらうぜィ」


「…え゛」









前言撤回。やっぱ大魔王だコイツ。






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設定タグ:銀魂 , あんスタ , 沖田総悟   
作品ジャンル:恋愛
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赤城(プロフ) - コメントありがとうございますッ!!そう言っていただけるととても励みになりますし、あの、とても頑張ろうという気になります!!(語彙力)Knightsイベも走り抜けますよ!!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月10日 6時) (レス) id: 5b366db0ae (このIDを非表示/違反報告)
瀬永凛月(プロフ) - コメント失礼します!いつも楽しく読ませていただいてます!更新頑張って下さい!Knightsイベントも頑張って下さい! (2019年9月9日 23時) (レス) id: 37964d43ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤城 | 作成日時:2019年6月17日 18時

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