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「あ、っ・・」
心と体がばらばらのまま、北山の先端にくるりと円を描くと、響く甘い声
北山の溢れた感情が透明な形となっては、俺の指先にたらりと垂れて絡みつく
指先で感じるその温度
その光景が、官能的過ぎて・・
俺自身も、どうしようもないほどに熱くなっていくのをはっきりと感じていた
「なんだよ・・すっかり感じてんだな」
俺がそういうと、北山が恥ずかしそうに身体を固くしたのがわかった
その反応すら・・俺を煽る
「あ・・ふじが、や・・・」
小さく呟いた俺の名前
戸惑いながら、透明なモノと化した感情を溢れさす北山自身を包みながら、そっと首筋に舌を這わした
「ん、あ、ちょっと・・・ふじ、がやっ!」
舌先と唇で、うなじにキスを落としながら、ゆっくりと北山自身を丁寧に愛すると、手の中の北山はいっそう高ぶっていく
愛しているといえないから・・・せめて優しくしたい
そう思いながら、何度も北山を包み込む
先端を軽く刺激してやると、北山が鼻に抜けるような高い声をあげた
その声が、官能的過ぎて、俺の理性を簡単に壊していく
キュッとつかまれた俺の肩、北山の腰が浮いていくのがわかった
「あ、や・・イ・・く!」
「はぁ・・っ・・イケよ」
もう、どうなっても知らねーっ・・
目の前に北山の姿に、我慢の糸なんてぷつりと切れて、俺は包んでいた手のひらに力をこめた
「あ、藤ヶ谷・・・あ、っ・・イ、イく!」
ぎゅっと目を閉じて、身体を捩った北山が、そう声を上げた瞬間
俺の手の中に、生暖かい温度が広がっていく
「はぁ・・あ・・・ごめ・・ん」
まだ整わない息で、俺のほうを見る目る北山の目
目を、見ないようにしていたはずなのに
その、濡れたような瞳
ほんのりと赤く染まった頬
荒い呼吸
妖艶で、官能的過ぎる・・
どれもが、俺を刺激する
それと同時に、興奮していた頭が少しだけ冷静さを取り戻す
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ピンクピーチ(プロフ) - あこさん» この度は素敵なリクありがとうございました!私も楽しんで書かせてもらっております!両サイド視点を褒めていただいて、とっても嬉しかったのでやりたくなってしまいました!そしてストーリー的にも、Kさん視点があったほうが補完になるかと☆少々お待ち下さい (2020年1月6日 20時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ピンクピーチ様泣。お知らせを読ませていただいて泣いてます。リクエストにお応えいただいただけでも幸せなのに両サイド視点まで叶えていただけるなんて泣。ここまでの展開でめちゃくちゃ満たされてますがKi視点も楽しみにしています!ほんとにありがとうございます!! (2020年1月5日 20時) (レス) id: 2d7ec12d07 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - mi-chanさん» お読みいただきありがとうございました!拗れまくっていた二人ですが、やっと思いが通じ合いました。Ki視点でKiさんの気持ちも補完していただき、mi-chan様の靄がいっそうスカッとすることを期待しています^^ (2020年1月5日 15時) (レス) id: ef49e46d66 (このIDを非表示/違反報告)
mi-chan(プロフ) - 更新ありがとうございます!2人のわだかまりが解けて私の中のもやもスカッと晴れた気分です!Ki視点とハッピーエンド楽しみにしてます! (2020年1月5日 0時) (レス) id: 18d9607c4d (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 咲良さん» ありがとうございます!じれったい二人の今後にご注目いただき、そして今年もよろしくお願いします^_^ (2020年1月3日 23時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年12月15日 23時