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美食19 ページ20

貴「え…と?」



月「誰だい?」



タ「通りすがりの者だ」



貴「…?」



その通りすがりの人は私にピンクのバラの花束と小さな包みを渡した。



タ「ありがとう、A」



貴「え…何で私の名前?」



タ「じゃあな」



白髪の彼はそのまま踵を返し式場を後にした。



月「不思議な人もいるんだね」



貴「うん…でもどこかで…見たことある?」



月「そうかい?僕はないけど」



貴「勘違いかな〜まっ、行こう!」



ふたたび手を取り歩き出す私達。



祝福してくれるあんていくのみんな。



今日は最高の日です。









月「疲れたね」



貴「うん!でも幸せな1日だったよ〜っ!」



ボスッとソファに座ると目に入る小さな箱。



月「結局それはなんなんだい?」



貴「うーん、なんだろ。



開けてみよ」



小さいとはいえ掌が隠れるほどの箱。



その箱の中には。



貴「え…と…カツサンドなんだけど」



月「え!?どうしてッ…ブフッ…」



笑いの堪え切れない習は床に這い蹲り笑う。



貴「お腹空いてるし、食べない?」



月「いや、君と違い僕は人間食が食べれない」



貴「あ!そうだね〜」



私はカツサンドを一切れ手に取ると口に放り込んだ。






《だよな…こんな奴の事憶えてる訳ないよな》






貴「っ…うっ?」



月「ん?A……どうしたんだい…?」



ふと流れる涙。



なんで?



なんで泣いてるの?



貴「なんか…胸が一杯になって」



月「そうか…なんか妬けちゃうな」



貴「そんなんじゃないよ」



月「じゃあ…確かめてもいいかな?」



貴「っ…///も、もうっ」



月「ベッドに行こうか、花嫁さん」



そっと抱きかかえられる。



貴「花婿さんのお好きなままに」



月「ふふっ…愛してるよ、A」



貴「私も習のこと愛してる」



月「ずっとそばに居てくれ」



貴「勿論」



私はずっとずっと…習の事愛してるから。

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設定タグ:東京喰種 , 月山習 , タタラ
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(プロフ) - さなさん» やっとログイン出来たので記念編として今日から更新します!タタラさんとのオチも書かせていただきますね〜! (2018年4月10日 20時) (レス) id: b85cd0b74a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます、やっとログイン出来たので記念編を書こうと思います!! (2018年4月10日 20時) (レス) id: b85cd0b74a (このIDを非表示/違反報告)
さな - なんか、月山さん好きでこの小説読ませて頂いたのにタタラさんに惚れましたわwwwタタラさん切ない、、素敵な小説でした!タタラさん落ちも見たいなー (2017年3月30日 1時) (レス) id: 17b73b6934 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とても感動しました。エトが結婚式に来た時に涙が...人を泣かせる事の出来る物語が書けるって羨ましいです。これからも頑張って下さい。応援してます。 (2016年3月29日 9時) (レス) id: dfa230fb2a (このIDを非表示/違反報告)
桜果(プロフ) - 泣きましたわ(´;ω;`)ブワッ (2015年10月3日 21時) (レス) id: 8c1145e0ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他2人 | 作成日時:2015年3月20日 16時

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