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あれからどれほどの時間が経ったかはわからない……
というのは冗談でちゃんと日数はメモしたからわかる
『今日で大体1ヶ月経った…流石に城を一から作り直すとなると時間がかかったな〜!』
ハンマーを背負って腰に手を当てると私はケラケラと笑った。
ア「しかし1ヶ月でこれほど立派な城を建てるとは…流石私が憧れたビルダーだ!」
隣でそう言ってくれたのはアネッサで、何故か私のことを師匠扱いしてくるので違和感がある
結局私はアネッサの師匠扱いをスルーして荷物の整理をしていると、王様が私に話しかけてきた。
王「ようやく城の再建が完了したようだな!
まさか修復ではなく一から作り直すなんて思わなかったぞ!」
『私の我儘に付き合って下さり感謝します
ですがこれで王家の紋章をかがり火に掲げれば平和が戻る証となりましょう』
私は懐から既に作っておいた王家の紋章を見せると、王様は驚きながらも大喜びしていた。
もう既に紋章は完成している、早速ロトのかがり火に掲げようと提案してくる王様はその後真剣な顔になった。
王「…そなただけは話したように恐らくこの世界は普通の世界ではない。今すぐにでも滅びてしまうだろう
だがわしはつい考えてしまうのだ
ひょっとするとそなたはこの世界を滅びの運命から救うべく天が遣わしたビルダーなのかもしれぬ…とな」
天が遣わしたビルダーね…そんなんじゃないよ
私は私だ
ビルダーであることだって関係ない
でも…もし本当に私にそんな力があるとするのなら、私はこの手で大事な相棒を救いたい
運命をぶっ壊して彼の手をとりたいんだ
『…さぁ、早く勝利を祝う宴を開きましょう!』
張り付いて剥がれない笑顔のマスクが今だけは有難いと思ってしまった。
さぁこの島の永遠の平和を願ってこの証を掲げようじゃないか
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かね(プロフ) - 更新楽しみです!!!!!!((o(´∀`)o))ワクワク (2021年5月5日 6時) (レス) id: 701aebc5e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年4月28日 13時