Best Friend 6 ページ6
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剛典「 なんで昨日置いてったわけ!?ありえない!! 」
次の日の朝、教室で何故か剛典に説教されてる。
クラスメイトも初めはなんだなんだ、と言っていたけどまたおまえらか、って去っていった。
私たち、よくケンカするからね。
「 でも別に私がいる必要なかったじゃん? 」
剛典「 ある!!あの後、すげー大変だったんだからな!? 」
「 え?遊んだんじゃないの? 」
剛典「 は?あんな奴らとどうやって遊べば良いんだよ 」
「 えっとー…大人のあ・そ・び……いった! 」
剛典「 海に沈めてやろうか 」
「 ごめんって!冗談じゃん! 」
そういうと、少し大人しくなって椅子に座り直した。
「 なに、そんなにしつこかったの? 」
剛典「 しつこいなんてもんじゃない!家にまで来ようとするし… 」
「 ……ご愁傷様でーす 」
剛典「 半分お前のせいだからな!? 」
また説教が始まるのか…そう思ったら、
悠里「 もうその辺で良いんじゃない? 」
「 悠里っ…!! 」
剛典「 清野… 」
私のもう一人の親友、清野悠里。
悠里「 そもそも、あんたがギャルにデレデレしてたのがいけないんでしょ? 」
剛典「 デレデレなんてしてない!! 」
悠里「 そう?でも、Aから聞いた話だとナイスバディをじろじろ見てた、とか 」
剛典「 お前… 」
剛典がまた私を睨む。
「 ほんとのことじゃん!鼻のばしちゃってさ! 」
剛典「 のばしてないわ!てか、鼻の下な!鼻ってなんだよ、鼻って! 」
また言い争いが続きそうになったところにピシャリ。
悠里「 …お互い悪いってことで 」
そうつぶやき、どっかに行ってしまった。
「 あー、もう。朝からめんどくさいな… 」
剛典「 はいはい。悪ぅございましたね 」
「 なんで私が説教されなくちゃ… 」
机に突っ伏して、愚痴をこぼしていると、
剛典「 お前も拗ねるとめんどくさいな 」
苦笑いでそう言い、私の頭をポンポンと撫でた。
これは…”親友“の特権だよね。
………でも、
「 も、ってことは自分がめんどくさいって自覚あるんだ 」
こんな返し方をしちゃう私って、ほんと可愛くない。
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作者名:れっどきゃっと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/akajasu7
作成日時:2017年4月22日 19時