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Best Friend 7 ページ7

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悠里「 …ほんとに進歩ないのねぇ…… 」


「 だって!! 」





悠里、inカフェ





……いや、剛典もいるんだけど。





ケーキを選びに行ってる。





「 な、なにかしなくちゃ、とは思うよ?け、けど… 」


悠里「 あんたの勇気がないだけでしょ 」


「 う…… 」





キツい、キツいよ、悠里ちゃん!!





「 そーんなこと言ったってさぁ… 」


悠里「 ん? 」


「 ここまで親友極めちゃうとさ…なにすればいいかわかんなくなっちゃうんだもん… 」





消えそうなくらいの声で呟き、うなだれる。





悠里「 …別に今すぐ行動しろとは言わないよ。けど、 」


「 ……… 」


悠里「 あんたのライバルなんてうじゃうじゃいるんだからね 」


「 え…? 」





ライバル…?





……そういや、ライバルなんて考えたことなかったな…





剛典と話してる女の子に嫉妬することはあったけど…





ライバル、なんて想像したことなかった。





そっか…剛典のことが好きな子なんていっぱいいるんだもんね。





その子たち、みんなライバルなんだ…





剛典「 A? 」


「 っ…あ、剛典…おかえり 」


剛典「 ん。なに、ぼーっとしてたけど体調悪い? 」


「 いや、ちょっと考え事してただけ 」


剛典「 そ? 」


「 うん。何のケーキ買ったの? 」


剛典「 フルーツタルト。美味そうだったから 」


「 ほんとだ。美味しそう! 」


剛典「 だろ?一口食う? 」


「 もらうもらうー 」





剛典のフォークで一口貰う。





こんなの今さらどうってことない。





……こんな”親友の証“にも悲しくなったり。





だって、意識されてないってことでしょ?





頭の中には悠里の『ライバル』という言葉がグルグル回る。





もし、私より可愛い親友ができたら?





…もし、剛典に好きな子ができたら?





………そんなある日、





『 千葉から来ました! 』





ライバルが、現れた。





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作者名:れっどきゃっと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/akajasu7  
作成日時:2017年4月22日 19時

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