梶井さんと紅葉さんが駄弁るだけリターンズ〜暴走する檸檬と紅葉の協奏曲〜

脱毛実感コース受付中？ ページ34

森鴎外の嫌いなものは三つある。
汚いものと生もの、そして鯖の味噌煮。

そして今、嫌いなものの一つが目についた。


「宇宙大元帥！今日も僕の研究を見に来てくださって……」


「……不潔だ」


梶井にそう云った鴎外の眼は笑っていなかった。
普段であれば何時でも柔らかな笑顔を向けてくれる筈の鴎外の意外な表情に、梶井はぴくりと身を震わせた。


「あ、あの……宇宙大元帥？僕、何か変な事しましたか……？」


恐る恐る尋ねた梶井のマフラーを、鴎外は無言で引っ張った。


「へ？」


鴎外はそのまま、何をされているのか判っていない様子の梶井を引っ張っていく。


「え？ええっ！？宇宙大元帥殿！？」


梶井は鴎外に引かれるがままに、メイクルームの椅子に座らさせられた。


「あ、あのー……これは……？」


「よぉし、梶井君！今から君の無精髭を剃ってあげよう！」


梶井が自分の顎周りを触ってみると、確かにちくちくとひげの感触があった。


「……宇宙大元帥、こういうのは自分で出来ますから……」


「と、君に任せたら絶対剃らないだろう？」


「……おっしゃる通りで……」


梶井は総てを宇宙大元帥にゆだねることにした。

その後、髪はこざっぱりとして、腕も脛も脇もすべすべに剃られた石鹸の香りの梶井が暫くマフィアの中で話題になったとか。

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顔がでかくて……首が太くて……足が短くて……ちょっとずんぐりむっくりwwな感じぃする、頑丈な体になるのが明日のあなたです。

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