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月が厄災であると知ったのは、この世界に来てすぐのことだ。

顎を上げて見つめたのは、夜に映える美しい月そのもので。



この世界には、大いなる厄災が存在する。



なのに、なぜ────……




自ら、魔法使いを選ぶのだ。

紋章を眺めながら、賢者は、それが不思議でならなかった。






.執筆状態:連載中







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作者名:ワーク | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2024年1月18日 20時

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