ある日、私は教室で寝ているあなたにキスをした。

意地張り ページ8

家に着き靴を素早く脱ぎリビングへ行く

「ただいま」


「あら、おかえり」

鍋の具をみながらお母さんが元気よく返事をした

いつもテンション高く返してくれるお父さんが珍しくいない


「お父さんは？」

「お風呂よ」

なんだ、帰ってきてないのかと思った


「部屋行くね」

私はリビングを後にした






2階に上がり自分の部屋のドアを開ける

制服を脱ぎ部屋着に着替える



「はあぁぁぁぁ」

綺麗なシーツの上に体を預ける

それと同時に鳴ったスマホの通知音



‘ねえ、聞いて‘


杏からのlineだ


‘なに？？‘

‘赤司君のlineゲットしたよ‘

「は…」

もちろん杏は親友だから私の好きな人を知っているわけで

‘ほしい？‘

なんていうわけだから、私は意地を張って

‘別に、いいかな‘

そう返した

‘ふーん、そう‘

なんだ、意外だ。いつもなら無理やりでも教えてくるような性格のくせに…


どちらかというと知りたいわけで。でも意地を張ってしまう。

まあ、これは後回しにして先にお風呂でも入ってこよう。






「お母さん〜お父さんでた？」

「あーでたわよ」

「入ってきまーす」




あっ水玉のハンカチ洗っておこう

衝撃→←水玉のハンカチ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す