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あの人しか、興味ないの ページ27

貴「ごめん、無理。」
「即答かよ。」

昨日までだったら可能性はまだあったかもしれないけどね。
君が一番近い男の子だったし。

でも、気付いたから。

「…赤司が好きだから?」
貴「…私、あの人しか興味ないの。」

他の人、気にしてる余裕なんて、ない。

それはあの日からずっとそうだったけど、
自覚した今、例え実らないとしても誰かと付き合う気はさらさらない。

貴「他の人の事を考えてるのに誰かと付き合うのはその人に失礼だと思う。」
「…それでもいいから。」

よくないよ。

貴「全然良くない。」
「あのさ、俺、別にこの前あの席になって、藤井さんと話して好きになったとか、
いっときの感情かもしれないのに告白する程軽くないよ?」

でも、話したのってか知ったのその日だよね?

貴「私の事知ってたの?」
「当たり前でしょ?取り敢えず同じクラスなんだし知ってて当然だから。」

そうなのか。
私は興味ない人は覚えてないからなぁ…。

「それに藤井さんの事は全校が知ってると思うよ?」
貴「そんなに目立ったことはしてないと思うんだけど、何かしたっけ?」
「藤井さん可愛いから。」
貴「いや、でも君はあの日に…こう…気付いたみたいな反応したよね?」
「話すのアレが初めてだったし、どうせ覚えてなかったでしょ?」

否定できないな…。
因みに今も君の名前は知らない。
「まぁ近くで見て実感したのはあったけど、可愛いって事は知ってたよ。」


「ずっと前から知ってたよ。藤井さん。」
貴「なんかその“藤井さん”っての違和感あるんだけど…。」

確かに学級長さんと言われて告白されるよりはいいけど、告白終わったんだからいつもみたいに呼べばいいじゃない。

「いや、君はもうすぐ学級長じゃなくなるから。」

彼はさみしそうに、悲しそうに笑った。

貴「どういうこと…?」

だいたい予想はついたけど信じたくなくて、聞いてみる。

「君は転校することになったから。」


嫌、


貴「なんで?」


聞きたくない。


「…わかってるでしょ?頭いいんだし。」


まだ信じてたい。


貴「わからない。」


何で勝手にしゃべるの?


貴「教えて。」


この人を、まだ信じていたい。


「僕が、藤井家に内通してる人だから。」


友達だと、思ってたから___

ごめん、それでも…→←無意識です


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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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kirara(プロフ) - 初めまして。読んでいくうちに涙腺が… (2013年10月12日 21時) (レス) id: ee3ebbc44f (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 美咲さん» 閲覧ありがとうございました(^^) (2013年8月3日 17時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - きなこさん» ありがとうございます!(*´▽`*) (2013年6月8日 22時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 羅夢さん» 色々読んでいただきありがとうございます!(*≧∀≦*) 私も赤司君大好きです!! (2013年5月31日 18時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - つぼみくさん» コメント気づかなくて申しわけありませんでした!! 今から見てきます! (2013年5月16日 20時) (レス) id: 52e74d3d75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/  
作成日時:2012年8月18日 2時

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