第245話 ページ49
咲夜サイド
ヌル「...くくくっ!いつ知った?」
咲夜「クロノスが教えてくれた。大方気づいてたけどな」
ヌル「ならば、真実を教えてやろう」
まだ、俺の知らない事実があるのか。
ヌル「確かに我は音無家5代目当主、音無幻夜よ」
やはりそうだったのか。
ヌル「...我ら一族は、初代音無家当主、音無幽玄(ユウゲン)を中心に神々や精霊を守り続けてきた」
初代音無家当主...音無幽玄...
ヌル「我らが守ってきた神の中に、ケルヌンノスという冥府神がおってな」
全「ケルヌンノス?」
咲夜「...ケイオスの子孫か何かか?」
ヌル「ご名答。ケルヌンノスはケイオスの孫だ」
全「ええ?!」
ヌル「そいつはケイオスとは似ても似つかぬ性格であった。言うなれば根源の女神オリジンに近いと言っても過言ではなかった」
金丸「そうだったのか...」
ヌル「だが、彼はケイオスの力によってその性格を歪められ、邪悪な神へと変貌を遂げ、我ら一族を襲ったのだ」
明世「ケイオス、絶対に許さない...!」
ヌル「戦いの末、一族の者の大半が亡くなった。その時、死んだ我らの一族の2代目、5代目の我、6代目の朝香、そして、ミデンである7代目当主をケイオスは蘇らせたのだ。そして我らは復讐を誓った。我らを救いもしてくれなかった、神々への復讐をな!」
そうか。元々、これはケイオスが仕組んだ復讐劇だったわけか。
ヌル「そして、我らはお前達を見つけた。お前達の家族は優秀だったさ。何せ、初代音無幽玄と同等だったからな」
そんな、強かったのか...
ヌル「それと、その後ケルヌンノスがどうなったか話してなかったな。ケルヌンノスはその後、自分の犯した罪を嘆き、悲しみ、自ら死を選んだ」
全「?!」
ヌル「その後、ケルヌンノスの魂は、聖なる闇の力となって一族を支え続けてきたのだ。それがお前の契約してる精霊ナイトであり、神衣アヌビスだ!!音無の血を引く、御幸一也よ!」
御幸「ナイト達が...」
そうだったのか。
だから、一也兄の扱う闇の力はとても静かで穏やかな雰囲気を纏っていたのか。
ヌル「音無咲夜、お前は100代目にして我ら一族最強の当主だ。真実を知ってなお、お前は戦えるか!」
咲夜「...越えてみせるさ!俺の一族の思いは、俺が背負う!」
ヌル「...上等!ここで完膚なまでに叩き潰してくれるわ!」
咲夜「いざ尋常に」
全「勝負!」
この勝負、絶対に勝ってみせる!
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カノ(プロフ) - 続きがものすごく楽しみだよ、これからも頑張ってね! (2017年12月4日 19時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - ものすごく気になりますね、続きがものすごく楽しみだよ♪これからも頑張ってね! (2017年12月4日 17時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - ものすごく気になりますね、続きがものすごく気になります♪これからも頑張ってね! (2017年12月3日 21時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続きがものすごく気になりますね、楽しみだね!これからも頑張ってね! (2017年12月3日 20時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
カノ(プロフ) - 続きがものすごくワクワクしてきたよ、これからも頑張ってね! (2017年12月2日 8時) (レス) id: 3df295417f (このIDを非表示/違反報告)
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