ノイン・レクレシオス〜時を越えし１４人の戦士〜 ５

第２２５話 ページ29

明世サイド

明世「闇のことが分かったところで、次。ケイオスを倒すためにはどうするべきなのかを教えてほしい。」

クレアートル『よかろう。かつて、ケイオスはある存在を恐れていた。その存在は全ての神聖なる力を産み出せし者で、人々は『神聖の女王(クイーンオブディバイン)』と呼んでいた。』

『神聖の女王』…

クレアートル『彼女は神聖なる力を産み出し、ケイオスに立ち向かった。しかし、その戦いでお互いに深い傷を追い、決着がつかぬまま、ケイオスも『神聖の女王』も長き眠りについた。』

明世「そうなんだ…」

クレアートル『だが、長き眠りにつく前、『神聖の女王』はある存在が現れることを待っていたそうだ。』

明世「ある存在とは？」

クレアートル『…ノイン・レクレシオスだ。』

嘘っ！？

クレアートル『彼女は自分の力を受け継ぐに相応しいほどの力を持つ、ノイン・レクレシオスが来ることを待っていた。しかし、現れなかった。何故なら、命を落としてしまったからだ。』

明世「…クレアートル。もしかしたら、私達なら、叶えられるかも。」

クレアートル『というと？』

明世「私、ノイン・レクレシオスの１人…太陽のレクレシオスなの。」

クレアートル『そうであったか。お主が太陽のレクレシオス…ならば、話さねばな。『神聖の女王』の持っていた力のことを。』

『神聖の女王』の持っていた力？

一体、どんな力を持っていたのだろう？

第２２６話→←第２２４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す