Remember Loving 【志麻】

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なんとか 今日のライブもやりきった。

歌って踊ってしている内は、マジで頭が真っ白になって 全力で出来たけど、たまに空いてる席とか見ると… もしかしたらここに座ってたのかもしれない、なんて思って 一瞬だけ闇に包まれた感覚になった時もあった。




それでも、周りを見て、紫のペンライトを見つければ んなこと思ってられねぇ、と。
全力でやり切って、起きた Aに褒めてでももらうかー、なんて思いながら。





ライブ終わり、さっと汗を拭いていると 坂田が まーしぃまーしぃ！と昨日のように俺の名前を連呼する。




｢ なに？ ｣


｢ Aっ、目覚ましたって…!!! ｣


｢ まじかっ!!! ｣







涙目の坂田が駆け寄ってくるから、つい俺も坂田に駆け寄って、嬉しさからか 汗まみれ涙まみれのまま二人抱き合って。


…んだよ、マジで。心配させんな アホ。
ほんまにぐっすり寝とっただけやんけ。

きっと今、やばい！寝過ごした！！ライブ終わってるやん！！！とか言ってんだろうな、アイツ。

それを想像すると、クスリと笑う余裕まで出てきて。








｢ お、志麻くん 彼女ちゃん目覚めたん？ ｣


｢ あぁ…らしい ｣


｢ 良かったな、志麻くん ｣


｢ あぁ… ｣





徐々に言葉が身体に心に染み込んで、
気づけば胸がいっぱいで 頷いて、吐き出すぐらいのことしか出来なかった。

けど、うらたさんも センラくんも、もちろん坂田も。そんな俺を優しく見守ってくれた。








｢ 打ち上げ、今度にしてさ 今日は彼女さんのところ行ってあげたら？ ｣


｢ うらたさん… ええん？俺、今回 迷惑とか問題ばっか… ｣


｢ いいんだよ！大事な子なんだろ？すぐ行ってあげて ｣


｢ うらたさんーーーっ!!! ｣




ありがとうっ、と抱きつくと、
抱きつく相手ちげぇから、と笑う彼。

どうやら坂田も一緒に行くようで、
昨日と同様坂田と共に タクシーに乗り込んだ。


けれど、雰囲気はまったくもって違い、
昨日とは真逆の緩やかな 空気が流れていた。









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やっと書きたかった本題に入れそうです、、


評価お願いします、！！！

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