リボーン×銀魂

ファミリーと条件とボス ページ10

第8話


それから1カ月の時が経った頃

あるファミリーがこの街を訪れてきた

名は《ボンゴレファミリー》

かなり有名なファミリーらしく、特に初代の≪プリーモファミリー≫は特に強かったという

そしてそのファミリーのボスは俺の目の前にいた

後ろに仲間らしき人物達がいるので間違いないだろう

ボスはこの光景を見て絶望していた

歯ぎしりの音が微かにする

途端にボスの纏うオーラが変わった

―――怒りと言う名の赤いオーラに

ゾクリッ・・・

Aの背筋に冷や汗が伝った

(何だよ・・・この気迫・・・
今まで見た事ねーぞ・・・)

その時、脳裏に浮かんだ言葉

それは≪希望≫

気が付いた時には俺はボスの前に土下座をして、叫んでいた

「頼む!!この街を救ってくれ!!」

「俺たちが・・・?」

突然の出来事に戸惑いを隠しきれてないボス

俺はそんなボスに頭を下げ続けた

なんとかしてこの街を救いたかった

沢山の思い出があるこの街を―――

「・・・リボーン」

ボスは傍にいた仲間に問う

「ツナ・・・ボスのお前が決めることだぞ」

ボンゴレファミリーのボス《沢田綱吉》は少し考え込んだ後、条件付きでならと受け入れてくれた

「ありがとうッ・・・!!俺、何でもやるよ!!」

そういってAはもう一度深く頭を下げた

自然と涙が溢れてきた

その様子を見ていた綱吉は薄く笑って静かに条件を告げた

《君がボンゴレファミリーの守護者としてボンゴレファミリーに入ること》

そこからが事の始まりだった

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