【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん

第9訓 ページ11

ー山崎sideー


土「どうした山崎」

山「え、あ、いえ！

何でもないです…」


さっき出ていった人

間違いなく昨日の女性なんだけどなぁ…

副長に言ったら間違いなく追い掛けるだろうし

だってあの人には別に罪はないんだし

むしろ手助けしてくれたように俺は見えたけどなぁ

何で副長と沖田隊長はあんなに捕まえたがってるんだろう

でもあの人…

何か……凄く綺麗だったなぁ……

はっ！

駄目だ駄目だ！

今まで散々たまさんたまさんと言ってきたのにいきなり他の女性に乗り換えるなんて

男として駄目だ！！←


沖「土方さん、さっきから山崎の顔が気色悪りぃでさァ」

土「いつもの事だろ」

山「ちょっと待ってそれどういう意味！？

いつも気色悪いと思ってたの！？」

土「とりあえず近藤さん起こしてそろそろ帰るぞ」

山「無視かよ！！」


もうほんとやだこの人達←

局長を起こして帰ろうとしていた時、

万事屋とばったりと会ってしまった

あーあ、また始まった…

会う度喧嘩して飽きないねぇ


新「あの、すいません山崎さん」

山「別にいいよ、いつもの事だし」


新八君と喧嘩から少し離れた所で話していると

向こうから一人の老人が慌てた様子で

よろめきながら走ってきた


「誰かそいつを捕まえてくれぇ…

そいつにワシの財布を盗まれたんじゃ…」


だがしかし副長や沖田隊長は旦那達と喧嘩してて聞いていない

更に局長もまだ伸びている

あーもう何でこんな時に喧嘩してるかなぁ！


新「山崎さんどうします？

あの人達喧嘩してるから僕達で捕まえますか？」

山「仕方ないけどもうそうするしかないよ」


そう言って二人で財布泥棒を追い掛けようとしたら、

曲がり角からさっきの女性が再び現れた


「そこのお嬢さん、そいつを捕まえてくれ！」

『へ？』


女性はきょとんとした顔をしたものの、

訳も分からずすれ違った財布泥棒の手首を掴んで無理矢理財布を奪おうとした


『これあのおじいさんの財布ですよね？

返して下さい』


すると財布泥棒は意外にも観念したように

女性に財布を渡した

何だろう

今回は偶然かもしれないけどあの人

只者じゃなさそうな感じがする

あの女性だけじゃなくて横にいる男の子も


新「…あれ、あの人この前銀さんに絡まれてた人だ」

山「え、何？まさか旦那ナンパしてたの？」

新「恥ずかしい事にそうなんですよ

しかも一緒に住む約束をしたんだとか言って相手に引かれてましたし」


想像以上にヤバい事言ってた

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