【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん

第36訓 ページ41

信女に脅迫され渋々見廻組に付いて行く事にした私

うん、いかにもエリート臭がするわ見廻組

そして会議室のような部屋に案内され、

部屋の中は私と佐々木の二人だけになった

あ、これきっと大事な話なんだな(察し)


『…それで？

さっき少しお話したいって言ってましたけど一体何を…』

佐「貴方の噂はよく聞いてますよ

中野Aさん

最近江戸に引っ越してきたばかりで何でもあの真選組や万事屋と関係が深いとか

さらにはその真選組から何度もスカウトを受けているらしいじゃないですか」

『いやいや何でそこまで知ってるんですか』


噂にしてはハッキリし過ぎて怖いわ

さてはこっそり調べてただろお前ら

でも何かこういうの死ぬほど受けてきたから大体オチが分かったわ

むしろ皆飽きてきたでしょ？このパターン←


佐「まぁそこはエリートですから

それと本題に入りますが……

Aさんに是非見廻組に入ってほしいのです」

『やっぱり！どうせそうだと思った！

すいません、御言葉ですけど丁重にお断りします』

佐「では真選組に入るおつもりですか？

貴方には彼らのような連中は釣り合わないかと思います

先程役人を三人まとめて倒している所を目撃しましたが…

かなりの実力者とみなしました、貴方にはエリートの素質がある

我々見廻組にとって良い人材だと考え

貴方にこのようなお話をしています」


長々と説明ありがとさん

わざわざ褒めてくれてんのは嬉しいけどな

けどな…何か……何でか知らねぇけど嫌なんだよ

真選組(あいつら)を馬鹿にしてんのが


佐「どうでしょう？

貴方にとっても我々にとっても良い話だと思うのですが」

『……悪い、やっぱ見廻組には入らねぇ

というより入れねぇ

エリートだか何だか知らねぇけどさ

少なくとも相手を見下すような警察の仲間にはなりたくねぇな』


佐々木は表情を全く変えずに私の話を黙って聞いていた


『あ、それと私は真選組にも入る気はないから

何処にも属さないただの一般人がいいんだよ私は

ま、そういう事だから悪いけどアンタの誘いはお断りさせてもらうぜ

じゃあなエリーゼさん、仕事頑張れよ』

佐「エリートですよ

…気が変わった時にはいつでも声を掛けて下さい

待ってますから」

『…変わったらな』


部屋を出て誰もいない静かな廊下に立ち尽くす

気が変わる…か

絶対そんな事これからもないと思うけどな

ほんの少しの期待でも寄せてしまった事に罪悪感を感じながら帰った

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