3 ページ3
.
『………時間通りですね』
深夜、3時45分。
私は廃工場にて二人の男を身動きが取れない様に縛り銃口を向けていた。
コイツらは兎喰家……いや、梵天に楯突いた
『さて、貴方達が裏切り者で間違いないですか?』
「ちっ、違う!!!裏切り者なんかじゃない、俺達は兎喰家に____梵天に忠誠を誓っ」
『あぁ…弁明は結構です、証拠は揃っているのだし。その臭い口で私の家名を呼ばないでくれますか』
ドォンッッ!!!!と男の顔スレスレに銃弾を放って黙らせる。あぁ、弾が勿体ないですね。
…………早く家に帰って私の愛猫のシルバーちゃんを撫で回したいです。お腹の毛に顔を埋めたいです。
『私が君達なんかとここで話しているのは残党がいないか確認する為です』
「なっ、まず俺達は!!」
『阿呆ですね。情報を横流しだなんてバレないとでも思いました?』
この仕事を完遂させるのは50分。あと5分で終わらせなければなりません。
「とっ、兎喰家がいけないんだ!!俺達との方針とは全く違う方向に進んで、」
『へぇ』
とりあえず生意気な事を言ったそいつの頭を撃ち抜いて殺す。
(このまま何を言っても話してくれそうにない)
私はもう一人の男に向き直った。男は恐怖で震えている。おやおや情けないですね。
『貴方、本当に残党は居ないんですか?』
「い、ない、」
『貴方はこれから死にます。言ったら楽に殺してあげますよ』
「っ、」
ゴリ、と男の顬に銃口を押し付ける。
人に何かを言わせたい時は弱みに漬け込むのが効果的らしいですね。そう親が言っていた気がします。
『貴方が言わないなら手足を折って爪を剥ぎ、痛みを味合わせます。生きたまま臓器を取り出されるのってどんな痛みなんでしょうか』
「ひ、」
『あー…歯でも良いか。歯肉を千切りましょう。ペンチならここに____』
「ざ、残党はA様の部下八人です!六番隊の下っ端…っ!A様の暗殺を目論んでいます!!」
……おや、吐いてくれましたね。
(3分42秒経過。このままいけば大丈夫でしょう)
『……ご協力、感謝しますよ』
ツボを押さえて脈をピッ、と切る。この人は白状したので綺麗な死に方をさせてあげた。
『_______時間通り』
これが私の、いつもの日常。
__________
2670人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮 - 三途も同じ状況になってしまうのでしょうかww更新頑張ってください!応援してまーす! (2022年3月28日 9時) (レス) @page12 id: b575e31252 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!ぜひ続きを書いて欲しいっ更新待ってます! (2022年1月4日 10時) (レス) @page12 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 待機…( ′ ′ )← (2021年12月20日 23時) (レス) @page12 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
NANA - ここで止まっちゃうのかよ?!www更新してほしいー!!!!!! (2021年11月26日 5時) (レス) @page12 id: fc6b10805b (このIDを非表示/違反報告)
どっかの犬好き - さ、さんま見てたら思い付いたんですか…凄いですねw更新楽しみにしてます (2021年10月31日 21時) (レス) id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:実珠 | 作成日時:2021年9月9日 23時