・ ページ11
・
「……っ…あの、離して下さい!」
「そうだゾ!大体お前何者なんだゾ!急に人を瞬間移動させやがって…卑怯なんだゾ!」
痺れを切らしたグリムがAの肩に移動し、魔法で対抗するも容易に防御されてしまった。
「大丈夫、僕達は君を助けに来たんだ。君はここに居るべきじゃない。こんな所にいたら君の心が汚れてしまう。さぁ、おいで。」
青年はそう言ってAの腕を優しく引っ張った。その動作は優しくありながらも、Aが決して振りほどけない程の力があった。
「さっきから何を言ってるんですか…?僕はこの学園の生徒だ!」
いくらAが反論しても青年は聞く耳を持たず、哀れむだけ。
「可哀想に…もう大丈夫だよ。ロイヤルソードアカデミーに来たらきっと君の心も回復する。さぁ、こちらへおいで。」
「お前はさっきから何言ってんだゾ!さっさとAから離れるんだゾ!」
「君はお呼びじゃないよ。少し黙ってくれないかい?」
「ふな゛ぁっ…!!」
「グリムっ……!!」
Aを守るように魔法を放ったグリムは、青年からの魔法によって地面に叩き落とされた。
Aはグリムに手を出された事が許せず、キッと青年を睨んだ。
「グリムに手を出すな!こんな事が許されると思ってるのか!?」
あくまで男性のフリを続けながら出来る限りの力を出して反抗するも、青年はビクともしない。 仕舞いには彼の仲間と思われる人が十数人も現れ、Aの心は折れかけていた。
傷ついた体で今も尚Aを守ろうとするグリムは魔法を出そうとするも、とうとう青年の仲間に取り押さえられてしまった。
もうダメだ、とAが諦めそうになった時、聞き覚えのある怒声が耳に飛び込んできた。
・
・
「
397人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りある(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» 笑って頂けて嬉しいですありがとうございますwww (2020年10月13日 8時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - 頭が少しおかしくなった人ww腹筋ww…崩壊ww…面白すぎます!親にバレない様にするのは無理だったww…最高過ぎます。 (2020年10月12日 23時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 花蝶霞☆奏音さん» 先生たちの中身は男子高校生であってほしいという願望が炸裂しましたwwww (2020年8月31日 0時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
花蝶霞☆奏音(プロフ) - 先生達...w....もうこれ男子高校生の絡みかな?w (2020年8月31日 0時) (レス) id: 9c3c6c7419 (このIDを非表示/違反報告)
りある(プロフ) - 夢竜さん» 誰が何と言おうと今回のMVPはバルガス先生ですね……wwwwww楽しんで頂けているようで嬉しいです(^-^) (2020年8月28日 16時) (レス) id: 6c1f495f47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りある x他1人 | 作成日時:2020年8月16日 19時