疑問を持っただけなのに (ページ14)

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十三疑問ページ14

「君、だれ？」

飲んでいたお茶を私に押し付けるように渡して二人に向き直る

「なんだあいつ？」
「獄寺、待て…」

あの天然な山本君で迄もやっぱり雲雀さんのやばさは理解しているようで
少し冷汗を垂らしている

「風紀委員の前ではタバコ消してくれる？ま、どちらにせよただでは帰さないけど」

それ以前に大体中学生がタバコ吸ってんのはあかんやろ
あ、なんかこの感じ久しぶり

「んだとてめー！」
「消せ」

雲雀さんのいうことを早急に聞かなかったから雲雀さんはおなじみのトンファーでタバコの先端を切る

ほんとに意味が分からないこの人の戦闘力
冗談じゃなく戦闘力５３万ありそう

「なんだこいつ！！」

今の一撃で雲雀さんの戦闘力が異常だと気づいたのだろう、一気に警戒をする獄寺君

「僕は弱くて群れる草食動物が嫌いだ。視界に入ると...かみころしたくなる」

そういって二人を見据える
二人の緊張が最高潮にたっしようとしていた時

「へー、はじめてはいるよ応接室なんて」

その緊張感の間をヌルッと入ってきてしまった小動物
沢田君だ

『あ、バカ』
「まずは一匹」

雲雀さんのその声と同時に沢田君に強烈な一撃が入る
沢田君がやられたのをきっかけに獄寺君が動き出し、攻撃するも簡単に躱されてしまう

「２匹」

獄寺君が沈んだ

「てめぇ…！」

温厚な山本君もさすがに友達がやられてしまったことにお怒りらしい
雲雀さんの攻撃をかわすも

「怪我でもしたのかい？右手をかばっているな」
「！」
「当たり」

図星を刺されたことによってできた隙をつかれてやられてしまった

「３匹」
「あーいつつつ…。！ごっ.....獄寺君！山本！！なっなんで！！？」

起き上がってしまった沢田君
大人しくやられてたほうがよかっただろうに

「起きないよ。二人にはそういう攻撃をしたからね」
「え”」

そういう攻撃ってどんな攻撃だよって言いたいけれど残念だが体験済みなため何も言えない
本当に起き上がれないし、気づいたら保健室で寝ていた

「ゆっくりしていきなよ。救急車はよんであげるから」
『え、ずる』

私の時は保健室に放置していったくせに
ここでやっと私の存在に気付いたらしい

なんで？！とこっちを見る

「...知り合い？」
『クラスメイトです』
「フーン」

聞いておいてなんだその反応は