疑問を持っただけなのに (ページ15)

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十四疑問ページ15

そのまま興味なさげにまた沢田君に向き直った

と思ったらいつの間にか窓際にあのスーツベイビーが銃を構えて立っていた
その銃の矛先は…沢田君

物騒な言葉を吐いたベイビーはズガンッと発砲した
勿論矛先が向いていた沢田君に当たる

綺麗に眉間に当たってしまった！とサッと顔を真っ青にしていたら

倒れる途中で指令を直し、パンイチになった。ついでに額に炎がついた

それをみて思わずスンッと真顔になった

またそれかよ、てかなんで生きてるの

「うおおおおおぉぉおぉ！！！！死ぬ気でおまえを倒す！！」
「何それ？ギャグ？」

叫びながら雲雀さんに勢いのいい攻撃を繰り出すが、なんなく涼しい顔で交わされる
上に反撃されていた。しかも顎に強烈な一撃

それで倒れてしまった

「顎割っちゃったかな」
『それ、絶対私にはしないでくださいよ。腐っても女の子なのでケツアゴは勘弁ですよ。もしやったら…。』
「しらないよ」
『きっちり治療費と元に戻すための整形費をもらったうえでしばらくの間仕事しませんからね』
「金くらいいくらでも出せるけど」

このボンボンめ

「まぁそれはどうでもいいとして、あとの二人も救急車に乗せてもらえるぐらいグチャグチャにしなくちゃね」

そういって二人のほうに向きなおろうとしたら
沢田君が起き上がった

だからなんで起きちゃうの。余計にやられちゃうのはいやでしょうに

起き上がった沢田君は雲雀さんの隙をついて雲雀さんの顔面に一発叩き入れてしまった
うえに、カメレオンが変形して、スリッパになって…。

それをもった沢田君はスリッパで頭をはたいた

「タワケが！！！！」

お前がタワケだよこの大馬鹿野郎！！！！
もう私の顔は真っ青どころじゃない、もう土色なきがする

「ねぇ…。ころしていい？」

ほらぁぁぁぁ！！！もう激おこじゃないですかぁぁぁああああぁ！

「そこまでだ」

この空気の中声をかけたのはあのベイビー

「やっぱつえーなおまえ」
「君が何者か知らないけど、僕、今イラついてるんだ。横になってまっててくれる」

そういって雲雀さんはベイビーに攻撃を仕掛けるが
ベイビーが片手で持った十手でいとも簡単に受け止めてしまった

なぜそれができるあかんぼうに

「ワオ、すばらしいね君」
「おひらきだぞ」

ベイビーはどこからか爆弾を取り出した。導火線には火がついていた

『っはあぁ！？雲雀さんっ！！』

咄嗟に雲雀さんの腕を引っ張って頭を抱えるようにかばった