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「ッハア...ハア...」
勢いのまま走り、体力の限界がきた
涙を拭いて歩く
...櫻井くん、私のこと、覚えてた...
....覚えてて、くれたんだ...
......"A"....
あの時よりも少し低くなった声
私の名前を呼ぶ声を思い出したらまた涙が溢れた
グッチャグチャの顔のままアパートのインターホンを押す
？「はい」
「栞？......私」
栞「えっA！？ちょっと待って！！」
扉の向こうからパタパタと足音が聞こえた
栞「A？わ、大丈夫....じゃないか。上がって？」
栞に促されて部屋に入る
部屋に入ると暖房で暖かくて
また視界がグラグラ歪む
バフッと顔に何かが当たる
栞「なんて顔してんの....」
それは汚しても大丈夫だから！と言われ、見てみるとバスタオル
栞「.....ゆっくりで良いから話してよ。なにがあったの？」
一度考え、私は口を開いた
「.....櫻井さ...櫻井くん、私のこと覚えてた...」
栞「..........？」
「ずっと....私の事なんかもう覚えてないと思ってて....今日、"A"って高校の時と同じ呼び方で呼んでくれて...」
ボロボロと涙が出る
「嬉しかったのっ.....」
栞「...........」
「っでも....っ...,」
握っているバスタオルがどんどん濡れていくのがわかる
「......もぅ....関わることが....怖くて.......」
「そのまま.,...逃げてしまいました...」
栞「は.,...?」
もう櫻井くんの近くにいることが怖い
ボロボロ零れる涙は拭いても拭いても止まらなくて
ゴシゴシと荒々しく拭いたからか目の周りがジンジンして、そこにまた涙が当たるからヒリヒリする
栞「A...」
タオルで顔を覆っていると頭上から栞の声が聞こえて
顔を上げると
ムッギュウウウウウゥ
「ヒィッ！？」
思いっきりホッペを引っ張られた
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とも(プロフ) - こんばんは。初めまして。処女作から拝読させて頂きました。智くん担の私としては…智くんの一世一代の告白にキュンキュンしたけれど…ふられちゃって残念です。やっぱり10年越しの想いには敵わないですね。 (2020年5月25日 2時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ratchet(プロフ) - つたない説明で申し訳ありません... (2020年4月29日 22時) (レス) id: b7c1610d23 (このIDを非表示/違反報告)
ratchet(プロフ) - みぃさん» こんばんは。コメントありがとうございます。この感想の私の名前が書いてある所に（プロフ）と書いてあると思います。そこからメッセージ送れると思います。よろしければやってみてください。後、青い鳥さんもやってますので...。 (2020年4月29日 22時) (レス) id: b7c1610d23 (このIDを非表示/違反報告)
ratchet(プロフ) - みくさん» こんばんは。えと、この前知ったのですが、この感想のとこの私の名前の隣に（プロフ）とあると思います。そこからメッセージ送れるみたいです！！もしよろしければやってみてください。遅くなりごめんなさい...泣 (2020年4月29日 22時) (レス) id: b7c1610d23 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めまして。パスを聞きたかったのですが、コミュの行き方が分かりません。 (2020年4月29日 11時) (レス) id: 9502ffdda6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ratchet | 作成日時：2019年11月26日 17時
