1話 ページ1
｢えー、新しく厨房の管理及び料理を担当する、
食堂のお兄さんのA……ラストネームはいいや。はい、よろしくー。
皆むさくるしくてごめんなー。｣
集会の最後に軽く紹介された新しく就く食堂のおにいさん。生徒の記憶には充分過ぎるほど残った。
みんな興味津々だ。
俺は注目を浴びる中にっこりと笑みを浮かべ、
ひらひらと手を振って退場。
｢おい、あんまり目立った事はするなと言っただろう。お前が危険な目にあうだけだぞ。｣
クルーウェル先生に小声で怒られる。
俺は軽く謝り、集会の場からこっそり出る。
まあ、訳ありなのだ。俺も。
食堂に急ぎ足で戻る。下準備はしてあるが、まあ最初なんで胃袋を掴むためにも豪華にしなくてはならない。
厨房にもどり、手際よく調理していく。
美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐる。
俺は鼻歌交じりにそれを味見し、満足して
鍋に蓋をする。
さすが俺、すごく美味い。
｢調子はどうだ。｣
後ろからふと声がして振り向くとクルーウェル先生がいた。
｢絶好調。クルーウェル先生は授業に戻らなくていいんですか？｣
ニヤニヤしながら言うと、軽く頭を叩かれる。
｢その白々しい態度をやめろ。
生徒の前ではそれでもいいが……。｣
｢ごめんごめん冗談だよ。デイヴ。
味見してくか？｣
少ししゅんとしたデイヴを見て焦って訂正する俺。
デイヴと俺はお友達なのだ。歳は違うが。
｢順調なら結構。Goodだ。では俺は戻る。｣
｢ばいばーい。｣
様子を見に来てくれたのだろうか。
良い奴だからなデイヴも。
そうこうしてる間に、お昼のチャイムが鳴った。
生徒たちの反応が楽しみだ。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月11日 16時) (
レス) @page30 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 洸さん» 返信遅くなってすみません……！そう言って頂けて本当に嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年7月31日 15時) (レス) @page30 id: f3216aef7e (このIDを非表示/違反報告)
洸 - えっちょ、は？神か？神だな？貴方は神だな？誇張じゃなく神だな？神ですね？え、今まで見た中で最高ですよコレ。更新待機しますよマジで。 (2022年4月23日 21時) (レス) @page27 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - 舞さん» 返信遅くなり申し訳ございません……ありがとうございます！ (2021年11月17日 19時) (レス) id: bc678a6855 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2021年11月7日 2時) (レス) @page24 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずぴす x他1人 | 作成日時：2021年8月21日 5時
