あの景色をもう一度【ハイキュー】 (ページ27)

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第25球挨拶ページ27

Aside

澤「挨拶！」

烏野「「「「「お願いしゃーす！！」」」」」

体育館に入れば、圧倒される私たち

大きいのだ…体育館も選手も

見渡すとすぐに、少し驚いた顔をした元チームメイトたちと目が合う

中でも一際目を丸くしているのは、かわいい後輩たち、金田一くんと国見くんだ

国「岩泉さん……あの人って」

岩「Aだな…」

金「(やっぱりAさんだったんだ…)」

花「何、知り合い居んの？」

松「Aってことはマネージャーか」

岩「ああ……いいから練習戻るぞ」

「守備も攻撃も平均して高いのが、青葉城西」

澤「他所行ったら、どこでもエース張れるようなヤツが揃ってる」

菅「ブロック強力で有名だしな」

田「どうしたんすか3人共、それ引っ掻き回す為の日向じゃないっすか」

日「え゛ぇ」

田「お前が下手くそなのは分かってっから、カバーは任せろ！」

「「「おお…！」」」

龍の先輩らしい声掛けに関心するも

龍「あっ、でもサーブ打つ時は1人だからな！ミスんなよ」

と余計なプレッシャー与えたことにより、また翔陽はトイレへと消えていった

澤「まずいな…」

「1セット目は翔陽も緊張してますし、様子見で良いかと…彼が本調子に戻れば、自然とブロックは分散されるはずです。そうしたら反撃開始といきましょう」

澤「…おう、そうだな！ありがとな」

「いえ……ではそろそろ行ってきます！」

澤「頑張れよ！」

まずは監督とコーチへの挨拶から

「初めまして、烏野高校の霧谷Aです。今日はよろしくお願いします」

溝「初めまして、コーチの溝口です。こちらこそよろしくお願いします」

入「監督の入畑です。今日は無理にお願いしてすまないね」

「とんでもないです。県ベスト4の青城さんに声をかけていただけるなんて光栄です」

お互いに当たり障りのない挨拶を交わし、ホッとしたのもつかの間

入「そう言ってもらえると助かるよ。しかし驚いた、北川第一の黄金世代を築いたマネージャーが、まさか烏野に居るとはねえ」

「私はマネージャーの仕事をしていただけで、栄光を築いたのは選手たちです」

入「そうかい？君の話はたまに聞くけど、選手たちはそうは思っていないみたいだよ……きっといい仕事をしたんだね」

そう言うと、優しい顔つきでこちらを見やる

初めこそ何を言われるのかとドキドキしていたが

監督の言葉が素直に嬉しくて

私の口元が緩んでいた

***

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