第1球 入学式 ページ3
まだ少し肌寒い4月
今日の一大イベントにぴったりな
気持ちの良い青空
新しい制服に身を包み
期待と不安と混じえた面持ちで
続々と集まってくる新一年生たち
「若いな〜」
友人「何おじさんみたいなこと言ってんの?私達と1つしか変わんないじゃん」
「そうなんだけどさ、なんか元気だなって」
友人「確かにね(笑)…………あっ……進学クラスの受付はこちらです!」
談笑しながらも名簿のチェックをし
“入学おめでとう”
と書かれたリボンの付いた胸飾りを渡していく
「あの先輩めちゃくちゃ美人!」
「制服超似合うなー」
「何年生かな…?」
周りがザワつく中、当の本人は
「(あっ、テーピングの買い出しそろそろ行かないとな…)」
割と片手間に仕事をこなしている
月「あの…受付ってここですか?」
「(うわぁ…この子すごく背が高い)」
友人「進学クラスの子達かな?」
山「そうです!」
友人「じゃあここで大丈夫!」
「組の確認をするのでお名前お願いします」
月「月島蛍です」
山「山口忠です」
「月島くんと…山口くん………2人とも4組ですね」
友人「これは式で付けてもらう物だから無くさないようにね」
「入学おめでとう!」
月「!…どうも」
山「ありがとうございます…!」
彼女がふわりと笑うと同時に
桜の花びらが風と共に舞い上がった
***
山「今の先輩、綺麗な人だったね!ツッキー」
月「うるさい、山口」
山「ごめん、ツッキー!」
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幸人 - これは初神者 (2019年10月4日 17時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年7月7日 5時