09*よくわからない人達 ページ10
『もしかしてナッちゃん？』
「…あぁ、この子くまくんと知り合いらしくて俺らのライブ見たことあるらしいよ。」
「そうなのね！凛月ちゃんも隅に置けないわね。うふふ、仲良くしましょう。」
前に零さまと見たテレビでオネェはハッキリした人が多いから嘘つきが少ないと知った。
だから私と仲良くしたいという言葉に嘘はないはず。
帰ったら友達が出来たと零さまに報告しなくては。
「色白で肌も綺麗で羨ましいわぁ」
『なるちゃんこそ綺麗よ。』
「…ねぇ、瀬名っち。何であのふたり打ち解けてるの？！
俺たちまだ警戒されてるよね？オネェだから？！」
「知らないよ。うざいからくっつかないでよね。」
「おーい！A〜！
残念だが明星も見当たらなかったぞぉ！」
明星って誰？と疑問に思いつつなるちゃんにまたお話ししようねと手を振り、再び教室に戻ることにした。
やはり太陽が真上にいるときは凛月さま、零さまは姿を見せないのかも知れない。
仕方なく一人でお弁当を食べようとするも甲斐甲斐しくあの3人もテーブルを合わせてくる…
「食事は一人ではつまらないからな！
皆で食べた方がうまいぞ！」
「もりっちと瀬名っちは別に良いよ？
俺と二人で食べるから〜♪」
「はぁ？天祥院に頼まれてるし初日くらいは一緒に食べるけど？」
面倒見が良いのかなんなのかわからないけど、カップラーメン、惣菜パン、サラダ…
この人達は食べ盛りの高校生なのに…
「Aちゃんのお弁当彩りがきれいで美味しそうだね。」
『…皆さんは量が少なくない？
食べたいの食べていいよ。』
「いいのか！では頂くぞ☆」
『瀬名さんは？』
「俺はカロリー計算して食べてるからいらなぁい。モデルもしてるから少し絞んなきゃいけないしぃ。」
本当ギャル…って言うか女子みたい。
クラスにこう言う人いた。
要らないって物は仕方ないから私も箸を手に食事を始めた。
「美味しいね。これ全部手作り？
冷凍食品入ってないのは凄いよ、女の子にお弁当もらうけど必ず入ってるじゃん？」
『大切な人の口に入るものを添加物まみれの冷凍食品等使いません。』
「朝から頑張ってきたんだな！卵焼きも貰うぞ」
「冷凍食品に頼らないのは評価してあげる。」
「待って、二人ともそこ？！
もしかして彼氏がいる…とか？」
「おーい、転校生いる？」
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
