08*女子高みたい… ページ9
「キミがプロデュースしてくれるなら俺頑張っちゃうな。」
『２年生の教室を把握しておきたいから教えて下さい。』
「そのあとガーデンテラスでお茶でもどうかな？」
羽風さんはとてもぐいぐい来る方で、男性にこんなにぐいぐいされたことはなく正直接し方に困る。あと会話になってない。
私としては凛月さまの学院でのお姿を見たいのだけれども。
「２年生になにか用でもあるのぉ？
ゆうくんに近付くようなら容赦しないよ。」
ゆうくんが誰かわからないけど、瀬名さんはそれ次第ですぐに敵になりそうな気しかしません。
本当、女子高生みたいで扱いにくい。
「ならば俺が案内してやろう！明星に衣更、紹介したい奴もいるからな！」
『衣更とは赤い髪のおでこを出している方でしょうか？』
「お、衣更を知っているか！よし、それじゃぁ着いてくるんだ！」
衣更君は凛月さまの唯一無二の友人と聞いているから、会えれば凛月さまにも会える。
余計なことを言わずに守沢さんの後に続くも、後ろに羽風さんと瀬名さんも。
しかし慣れるまでの間は学院の案内や、生活の補佐をしてもらうので仕方ないのだろう。
廊下に出て少し歩くと見慣れた水色の長い髪。
話し掛けようとするも曲がり角で見失う…？
不思議に思い曲がった方向を見るもやはりいなく…
「白雪姫さん、私に用ですか？」
『ひっ…！前にいたのになんで？』
「フフフ…今日も貴女に驚きを届けられたようですね☆」
仮面を付けた日々樹さんは楽しそうに笑う。
…アイドル科って変な…個性的な人が多くて本当戸惑う
日々樹さんと別れ階段を降りると青いネクタイが沢山いる。
昨年の零さまのネクタイ色。２年生のフロアなのだろう。
「朔間さんちの凛月君はＢ組だっけ？
あれ〜今はいないみたい。」
２年B組と書かれた部屋を覗くも確かに凛月さまは居らず、衣更君の姿も見当たらない。
残念…きっとどこかで寝ているのかな…
「…ちょっと待ってて。
ねぇ、なるく〜ん。くまくん知らない？」
「あら、泉ちゃんじゃない。
凛月ちゃんならお昼寝だと思うけど、今日は龍王戦で外は騒がしいから室内じゃないかしら？」
またも女子高生みたいな話口調が聞こえ、声の主は廊下に出てきた。
「あらぁ、この可愛い子はだぁれ？
うふふ、アタシは鳴上嵐。なるちゃんって呼んでね♪」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 510人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
