07*新しいクラスメイト ページ8
担任の後に続き、これから一年を過ごす教室へと案内された。
少しだけ緊張する。
色違いの瞳を気味悪がられたら嫌だけど室内ならわからないはず。
名前を呼ばれ３年Ａ組の教室へと足を踏み入れた。
自己紹介をし、羽風と呼ばれた生徒の隣に座ることに。
「あれ？俺キミと会ったことあるよね？
羽風薫って言うんだけど覚えてない？」
隣に座る羽風さんがにこにこと笑みを浮かべて訪ねてくる…
「羽風が早速ナンパしているぞ！
助けがほしいときは燃えるハートの流星レッド、守沢千秋を呼ぶんだぞ！」
「ちょっと〜明らかに怯えてるじゃん？
かおくんもちあくんもやめてあげなよぉ。」
ナンパ師に戦隊ヒーローにギャル…
英智君はまだ入院中だし、零さまは隣のクラス…
いくら営業スマイルが出来たとしてもこの人達怖いんだけど…!!
恐る恐る顔を上げれば羽風さんに守沢さんにギャル口調も整った顔…それも逆に怖い。
でも…
『…薫くんと…セッちゃん？』
「そうそう」
「はぁ？」
嬉しそうな羽風さんとは正反対にギャルがあからさまに睨んでくるも、確かに見覚えはある。
『羽風さんは以前地下のスタジオで、ギャ…えっと…』
「瀬名泉だけどぉ？」
『あ、ありがとうございます。
瀬名さんもユニットのイベントで…』
次は自分か！と嬉しそうにする守沢さんは申し訳無いけども見覚えはなく…
どちらも零さま、凛月さまのステージを観に行った際に見た人。
「本当に？嬉しいな♪
キミみたいな可愛い子は忘れるはずがないし、ここで出会えたのも運命だね。」
「かおくんはよく恥ずかしくもなくそんなことが言えるよねぇ。
て言うかセッちゃんって呼び方なんなの？」
『凛月さまにメンバーの名前を教えて頂き、覚えていたもので…
ファンからの愛称なのでは…』
「…凛月さま？
くまくんと天祥院の知り合いって接点はなんなわけ？」
「貴様ら！いい加減にしろ！
度し難い！」
緑頭の眼鏡は頭が固いと英智君が話していた気がする…きっとこの人だ。
初対面から睨まれるが怖過ぎる…
「英智からお前の面倒は俺じゃなく貴様らが見ろとの事だ。」
貴様らと言われる3人…
何故この人達だったかと後日聞いてみれば「敬人だと固くてつまらないし、彼等は面白いからね」とのこと。
※3-Aの3人が仲良しだと非常に◎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 510人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
