20*ひとときの安らぎを ページ21
ＤＤＤの開催を控え、Ra*bitsとのレッスンは以前の敗北を糧に皆が気持ちをひとつにし、想像以上に成長を見せている。
学院での生活は順調…
英智君とは少し話しにくい。
今はお互い忙しいから教室に留まることも少ないと言うのもあるけど。
いつもの３人もそれぞれが忙しそうでお昼もバラバラになっていた。
『……ひゃっ！
びっくりしたんだけど、薫くん！』
「良い反応♪
最近話せてなかったからね。
それ、飲んでいいよ。」
移動していたものの、少し立ちくらみがして窓の外を眺めるふりして身体を休ませていると、後ろから頬にペットボトルをあてられたのだ。
『ありがとう。喉乾いてたから嬉しい。
薫くんにサンドイッチあげる。』
食べようと作ってきたが食欲がない。
もうじき昼だし、彼の事だから今日も購買だろう。
「いいの？遠慮なく頂くけど…
少し顔色が悪いんじゃない？」
『あー、うん。大丈夫だよ！』
「朔間さん、心配してたよ。
もうすぐ昼休みだし、ちょっと一緒に来て？」
連れてこられた場所は軽音部の部室。
中を覗くも誰もいない。
零さまもtrickstarや自分のユニットの子達との調整をしている言っていたから、明るいうちから忙しいのだろう。
「保健室じゃ他の生徒が来てプロデュースしてってゆっくり出来ないだろうし。
…重っ、棺桶の蓋ってこんなに重いの!?
朔間さん片手で開けてたよね…」
『零さまは力持ちなんですよ♪』
「嬉しそうな顔…朔間さんの話でそうなるのは悔しいけど。
少し眠った方がいいよ。」
『え？これに…』
零さまが愛用されている棺桶。
中には上質な布団…それもあるけど零さまがいつも使っている…
興味本意で動いた体は、それに入ると体が沈み包まれるような柔らかさ…
それに零さまの匂いもする…
『薫くん…本当に寝そう!!』
「いいよ。折角だから子守唄うたってあげようか？」
『…いいの？お願い〜…』
あっという間にAは眠りの縁に落とされていった。
少しして羽風に眠るよう伝えてくれとお願いした零も部室にやって来た。
「すまんのう、薫君。
休めるはずの家で休めてなくてな…」
「顔色は気になってたけどね。
同じ家なんだからちゃんと面倒も見て上げてほしいな。」
苦笑いする零は泥のように眠るAの髪をいとおしそうに撫でるも、羽風は面白くない。
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りっちー(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さいね〜！ (2018年5月21日 20時) (携帯から) (
レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - 夢小説好きなネコさん» 高２の後半、もうすぐ３年になる時期からのスタートなので俺様じゃありません。 (2017年8月2日 10時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説好きなネコ - 兄者って高2の時俺様だったような… (2017年8月2日 5時) (レス) id: fcd198aace (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2017年7月29日 16時
