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六十六 ページ19






「どうしよ…」





一人で行動おーけーと言われ、何をして良いのか分かんないから、ただ空中を彷徨っている私。

探偵者のみんなのそばに居たかったけど、やっぱり単独行動してもいいっいう大きな役を貰ったんだから、ちゃんと行動しようと思った。

でもまだ特に何もしてない…。





「……ん?あれは……梶井さん!と、組合…」





港あたりに来ると、梶井さんと組合の人達がいた。

すると、組合の男が何やら自分の掌を傷つけ出した。
そこから血が流れて、"A"の文字が出来る。


異能力___
あんなのあるんだ…じゃなくて!

梶井さんが危ない!

私は、自分の乗っていた大きな葉を、硬く分厚くし、梶井さんの前へとぶっ飛ばした。
私は、近くにあった建物の上に飛び降りた。




パァンッ



?「!?」


?「何これ…葉…?」


梶「この能力は…」





どうやら間に合ったみたいで、地面に突き刺さった葉に、攻撃が当たり、梶井さんを守る事ができた。

そして、私は地面に降り、葉を元に戻して梶井さんの横に立つ。





?「貴方は…」


梶「紫…!」


「大丈夫ですか?梶井さん」


?「貴方方……敵同士ではなくて?」


「はい、敵です。でも、梶井さんは私の大事な人達の一人だから。探偵者からも何してもいいと言われているので…。

そして何より……私は私の眼の前で人が死んでいく様を見たくない」





今までだって、目を逸らしてきた。
芥川さんや中也幹部が人を殺す時は、目を逸らして、視界に入らないようにした。

私自身が攻撃するにしても、動きを防いだり、時間を稼いだりするだけであって、殺す事はしなかった。





梶「ありがとう。でも、少し離れていてくれ。敵だから巻き込みたいとこだけど、助けてくれた恩返しだ。

そんな訳で、僕と宇宙大元帥から君達へ贈呈品だ!」


?「全員船から離れろ!!」






上空から、梶井さんの能力で作った檸檬型爆弾が沢山降ってくる。
私は、建物の上に飛び移って、回避した。

そして、組合の人達も私のいる建物の方へ逃げてきた。






?「何なのよあいつ!単身で前線基地を落とす異能者なんて聞いた事ないわよ!」


?「……予告状は悪戯では無いようです。そして標的はまだ二つ残っている。ならば間もなくここには敵兵が押し寄せます。あちらの非常用避難路から撤退しましょう」





そして二人は逃げていった。

私は、何かの予感がして、後をついていった。





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栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます!直しておきました!すみません! (2016年11月2日 16時) (レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では? (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗ようかん | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年9月24日 22時

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