【壱】上弦の零は平和を願う 【鬼滅の刃】

鈴乃音、上弦に挨拶するんだってよ ページ10

『 ……ん〜 』ﾌﾜｧｧｧｧ


とても大きいあくびをしたあと、起き上がって髪をとかしていた。

私はこの髪が嫌いだったけど、堕姫のおかげで好きになれた。

感謝、しなくちゃな……


鬼舞辻「 起きたか 」


『 おはよう無惨 どしたの？？ 』



髪を結んでいたら、無惨様が部屋に来た。

きっとなにか報告があるのだろう



鬼舞辻「 上弦の鬼を集めた。Aを紹介したいと思う 」


『 いいの？上弦って強いらしいし、忙しくない？ 』


鬼舞辻「 今は朝だからな 大丈夫だ 」



髪を結んだ後、堕姫に教えてもらった化粧を目の周りにした。

瞳の縁が紅色に染まる。



鬼舞辻「 用意は終わったか？行くぞ 」


『 はーい 』




ベベンッ





景色が変わった。前を見てみると、数人が私の隣にいる無惨様に向かって頭を垂れている。

この人たちが上弦なのか……



鬼舞辻「 顔を上げろ 」



上弦の鬼たちと目が合う。みんな驚いた顔をしていた。



鬼舞辻「 …コイツが新しく入ったAだ。どの鬼よりも私の血を摂取している 」


猗窩座
「 …お話中挟んで申し訳ございません。その者から鬼の気配はしないのですが… 」


童磨「 それ俺が言おうとしたのに〜 」


鬼舞辻「 A、あれを 」



あれ？あれって何？角出すことかな？



『 はーい 』ﾆｮﾆｮﾆｮﾆｮﾆｮ



角が伸びるのと同時に、犬歯と爪が鋭くなった。




童磨「 すごーい！全然鬼の気配がしないのに 鬼なんだね！！しかも可愛い！！ 」


猗窩座「 おぉ… 」


黒死牟「 ふむ…… 」



ちょっと照れくさくなった

恥ずかしいな……



鬼舞辻
「 まだ力ははっきりと分かってはいないが、上弦より強い力を秘めていると思う。


…態度は気をつけるように 」


上弦「「「 ハッ！ 」」」



ベベンッ



……私の部屋だ。もう終わったのか、早いなぁ…

みんなの名前、わからないのに……

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