ヒロインの生まれ変わり【忍たま乱太郎】 (ページ5)

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4話現代ページ5

気がついた頃には私は医務室にいた。

「あれ……私」

辺りを見回すと

「…………。」

全身血で滲んだ包帯を巻いた上級生達が何人も寝ていた。
どうやら、あの戦いは私が勝ったようだ。
でも不思議と罪悪感や悲しみは感じなかった。

「ざまぁみろ((ﾎﾞｿｯ))」

そう言い残し医務室を否、忍術学園を去った。

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Aside

「おはよ〜」

「おはよう。朝ごはんできてるわよ」

「目玉焼きだ〜！」

「今日の13時からおばあちゃん家に向かうから。午前中に支度しておきなさい。」

「はぁ〜い」

そうだ、今日はおばあちゃん家行く日だった。
夏休みだからってだらけ過ぎてて忘れてた……。

「ごちそうさま〜。準備してくる。」

えーっと、一週間分の洋服と……タオル歯ブラシそれから……。

「よし！一通り準備完了！！………もう13時だ！」

「A、準備出来たか？」

「ちょっ、ノックも無しに入らないでよ」

「はいはい。その感じだと準備できたみたいだし出発するか」

「うん！」

車に乗り込み自分の家を出た。
しばらくすると猛烈な眠気に襲われ眠ってしまった。

「…っ……A！」

「！……母さん。」

「ついたわよ。荷物下ろすの手伝って頂戴。」

「う、うん。」

車を降りると一面田んぼだらけのド田舎が視界いっぱいに広がった。

「あいっ変わらずのド田舎だなぁ(ﾎﾞｿｯ)」

「あら、Aちゃん。いらっしゃい。」

「おばあちゃん！久しぶり！」

「夏休みの宿題は終わったかい？」

「うっ、き、今日からやる予定なの！」

「そうかいそうかい。頑張ってねぇ。」

「うん。おばあちゃん元気？」

「元気だよ。Aちゃんも元気そうだねぇ」

「うん。元気だよ。」

「そうかい。外は暑いじゃろ？中入りなさい。扇風機とアイスがあるから」

「うん！」

家の中に入ると親戚の子供達がおもちゃの手裏剣を振り回して遊んでいた。

「こーら、そんなもの振り回したらダメでしょ！」

「いいじゃん！別に！」

「だーめ。おもちゃでもこういう先の尖ったものは人が沢山いるところで振り回さないの」

「「はーい」」

「まったく。」