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後編 ページ8

ラント「それはあるだろう...。私をなんだと思ってるんだ。」

A「完璧すぎて人間じゃないと思ってました...なんちゃって!」

と言い、元気に笑う。

…少し悔しくなった。

ラント「では、次はあれに入らないか?」

意地悪な笑みを浮かべながら私が指を差したのは、お化け屋敷。

彼女は怖いものが嫌いなんだ。

A「そ、それは…今度にしません…?」

ラント「嫌だ。絶対に行く。」

これは彼女がジェットコースターに乗りたいと言った時、反対する私に放った言葉だ。

A「うぅ…分かりました…。」

私達は長い列の一番後ろに並んだ。



A「みゃぁっ?!」

なんだその可愛い悲鳴は。

お化けよりも可愛さにやられるだろ。

お化け屋敷に入った私達。Aはめちゃくちゃ怖がっている。

ちなみに私はこう言うのには耐性がある。全く怖くない。

A「いやぁっ!」

前から大きな音を立てておどかしてくる何かに、Aは驚き、私の左腕に掴まってくる。

ラント「?!だ、大丈夫かA?」

ぶっちゃけ私の理性が危ないがギリギリ耐えている。

A「大丈夫じゃないです…。こ、このままでいいですか…?」

カタカタと震える彼女。その目は怖さからかギュ、と閉じられている。

ラント「あぁ、分かった。」

とは言っても、ガチで私の理性がヤバイ。理性が職務放棄している。

耐えろ…耐えろ自分!

A「わぁぁっ!」

今の声が可愛すぎたのが悪い。


ちゅー。


彼女の首筋に顔をうずめて、吸い付く。

A「ラント君?!?!急に何をっ…!ひゃ?!」

舌を使ってマークを…うん、ついてる。

薄暗くても分かる、彼女の首筋についた赤み。私がAを愛していることの証明。

ラント「よし、先に進もう。」

A「なんでそんなに冷静なんですか!今何を…!」

顔が真っ赤だ。そりゃ、そうだよな。

自分だって今すっごく恥ずかしい。

ラント「先に進もう。」

私は強引に、彼女を引っ張っていった。

A「えっ?ちょ、ラント君…?ひゃ、わぁぁっ!」

お化けに驚くAの悲鳴が響いた。


A「むぅぅー…。」

可愛い。

A「なんで急にあんな事したんですか…。」

ラント「すまない。」

顔が真っ赤な彼女が問い詰める。

A「謝るなら許しますけど…。急にはやめてくださいね?」

ラント「善処しよう。」

彼女は笑顔になる。

A「次は何乗りますか?」


私達の遊園地デートは、まだ始まったばかりだ。

バケーラ、ゴロミ、ブルポン 取り合い(リクエスト)→←ラント君 遊園地デート(リクエスト) 前編



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咲代(プロフ) - らるこさん» 書けるかどうか、保証は全くできませんが、それでもよければ……といった感じです。 曖昧な返答しかできず申し訳ございません……! (2023年2月18日 22時) (レス) id: 3080073bcd (このIDを非表示/違反報告)
らるこ(プロフ) - 今リクエスト受け付けてますか? (2023年2月18日 11時) (レス) id: bfd6a96e81 (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - はなねさん» わー!リクエストありがとうございます!!最近更新出来ていなかったので上手く書けるかは分かりませんが頑張ります!気長にお待ち下さい〜 (2022年3月24日 8時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
はなね - リクなんですけど、ワイルドボーイとキスしないと出られない部屋的なのお願いします。! (2022年3月23日 23時) (レス) id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
広美(プロフ) - 咲代さん» 久しぶりの更新を頑張ってくださいね!応援しているのでこの作品が続編に行くことを願っています♪ (2021年5月2日 14時) (レス) id: 92bb233a42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲代 | 作成日時:2020年10月11日 10時

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