【第210話:愕然】 ページ11
「………檪さんはね、
スパイかもって言われているのよ。」
『…えっ?』
先程まで水面を眺めていた私は我に帰った。
『どっ、どう、して…!?』
何故だ、
あんなにもやさしいのに
何故、
「でも…それはただの空想なの。
あからさまに紅覇お兄様と仲がいいから……。」
その言葉に、少し、少しだけズキンと言う音がした。
『で、も…』
愕然とした。
それはただの空想。
それでも心が痛んだ。
「Aちゃんも気づいているでしょう?
…お兄様と檪さんが一緒にいて、
Aちゃん以外、私たちに見せない笑顔を向けていることを。」
分かっていたはずなのに。
痛みは増すばかりだった。
***
コメント沢山本当にありがとうございます…!!
返しは土日に…本当にごめんなさい…………。
中学忙しいですね…!!!← 頑張ります…!!
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作者名:蘭覇 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rararanha/
作成日時:2014年4月6日 11時