いくつかの君の記憶 ページ50
「Aちゃん、俺、今日はイタリアンな気分なんだけど」
「ごめんなさい！思いっきり和食」
「千賀、お前図々しいんだよ！早く帰れ！」
「うるさいなぁ。俺はニカに会いに来てるんじゃないんだよ！ねぇ、桃ちゃん？」
「お前さぁ、彼女つくれば？」
「・・ニカにそんなこと言われる日が来るなんて・・マジで最悪。地獄！」
千賀は俺を睨むと、「桃ちゃんは俺の味方だよね？」って、桃に頬擦りをする。
「千賀さん、パスタ茹でましょうか？」
「お！いいね！茹でましょ茹でましょっっ」
「A、千賀を甘やかすなよ」
「でたー！！旦那気取り！」
「気取ってねーよ。旦那だよ！」
「あのね、結婚した途端、既婚者の余裕を見せつけるのはよくないよ？マジで嫌われるから」
毎日のように千賀は我が家にやってきて、新婚生活の邪魔をする。
時々そのまま寝てしまう時もあって、新婚な俺は殺意さえおぼえる。
「千賀さん、パスタの味付けはどうしますか？」
「ん〜、アンチョビある？」
「アンチョビ？！そんなのないです」
「マジ？逆にこの家何ならあるの？！」
「お前帰れよ！！」
じいちゃん。
俺にも家族ができました。
ずっと一人になるのが怖かったけど、ちゃんと願えば、叶うのを怖がらないなら、俺にも幸せがつくれるんだって、今、心の底から実感してます。
じいちゃん。
俺は幸せです。
空を突き抜けるくらい、海を突き抜けるくらい、今、幸せに生きています。
以上！！
高嗣より。
終わり
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れいな - 初めましてこんにちは。このお話が大好きで何度か読ませていただいております。そのたびに大号泣しています。こんな素敵な作品に出会わせてくださってありがとうございます。 (2020年7月4日 4時) (
レス) id: ac9fdaad24 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - naoさん» はじめまして。コメントの通知が来ておらず、お返事が遅くなってすみません(>_<)naoさんは二階堂くんがお好きなんですね！私の書いたもので、少しでも楽しんでいただけたのなら嬉しいです(*^-^*)書いててよかったです。コメント、ありがとうございます(^-^) (2019年8月26日 13時) (レス) id: a3dcba5f46 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 初めまして。二階堂高嗣で検索して、このス素敵な物語に出会いました。もう最初から最後まで、胸がギューっとなりながら一気に読み終えました。今まで読んだ作品の中で、1番好きです。本当に感動しました！大好きな二階堂くんがしあわせになってくれて嬉しいです！ (2019年8月7日 3時) (レス) id: 98957e13af (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - くまのこさん» 意味がわからないくらい...なんて、そんなに泣いてくださって感激です(;∀;)お気に入り作者に登録していただいて、重ね重ねありがとうございます★ (2018年8月8日 19時) (レス) id: a3dcba5f46 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - にかあゆさん» 泣いてくださったんですね！うわぁぁ、ありがとうございます(;∀;)そして、全作品読んでくださったなんて嬉しいです！ (2018年8月8日 19時) (レス) id: a3dcba5f46 (このIDを非表示/違反報告)
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