【マギ】秀外慧中かくあれかし【幼女戦記】

幕外 つづき ページ20

二ヶ月が過ぎ、アノ女の謹慎期間が終わった。
アノ女は真っ先に姫様の元に行き私も使ってくれと言いのけた。

「皇女様の手駒を使いたがってすみませんでした！ 優雅くんに論われて気づきました！ 皇女様こそ煌で最も尊く、素晴らしいお方だと。私も、皇女様に手駒として使って頂きたいのです！ 地位ならありますし使い勝手はいいはずです。どうか、馬鹿だった私には御慈悲を！」

凄い剣幕でまくしたてられた姫様は、一瞬私に視線を向けた。これは、褒められているのでしょうか！


「貴女の気持ちはわかりました……ですが、一つお伺いしても良いでしょうか。貴女、優雅になにを吹き込まれました？」

「私にその様に御丁寧にしていただかなくとも優雅くん相手のようにお話しください！」

「もういい、定期的に私のところにきてお話ししてくれればいい。下がって」

「はい！ 一月おきに参りますね！」

喜びを露わに去って行く彼女の背を見ていた姫様は彼女の背に向けて微笑みを向けていた。

ああ、やっぱり新しい手駒が増えて嬉しいようですね。

姫様、私いい仕事したでしょう！

「どこが？ (なにしたの優雅)」


あとがき

優雅はいったい何を吹き込んだんでしょうねえ。
この女はこの時期から反煌組織の内通者をしてくれて、Aの大きなアドバンテージとなります。

ただし、「吹き込んだ」といわれて悪印象なことは分かっているのに全てポジティブに脳内変換できている優雅。
姫様の言葉を曲解するというオート機能を標準装備している彼は、きっと崇拝系ヤンデレの成り掛けといったところでしょうか？


(やっべ、公開にすんの忘れてた)

＞＞同志ユーリ
勉強というとことは高校生か大学生さんあたりですか？ 研修医さんとかだったら凄いなー。

イケメソとは……有難う。現実では言われたくても言われない言葉だから、嬉しいな。

まあ気長に更新するけど、こんな推敲もしてない文よりもリアルを大事にしてね。コメントは嬉しいけど、無理にするものじゃないと思うとから。

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