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第八幕 青いマギ ページ9

なんで、とでも言うかのような目線を向けてきた。ああ、面倒な子だ。

「繰り返す、少年。杖を収めろ、君は我が国の皇女を殺す気か、皇族殺害は極刑だ」

「なんで、お姉さんにそんな事言われないとならないの?」

名乗っていなかったか、そうだったか、忘れていた。最近名乗る機会も少なくなったからかな。皆には元帥と呼ばれることの方が多いからな。兄弟くらいしか私の名は呼ばない。

「ああ、名乗っていなかったか。私は煌帝国第1皇女、練Aだ。この国には紅玉の様子見と、何故かバルバッドの革命に参加しているシンドリア国主様の様子見でこちらにきている。どうぞよろしく」

なるべくゆったり時間をかけて喋り、その隙に紅玉を此処から離した。

「煌帝国の姫君だったか、煌帝国式の服装でなかったので気づかなかった」

だから、お前たちの前で紅炎『兄様』と発言しただろう、私は!

「大丈夫だ、私は名ばかりの皇女だ。むしろ戦時行動を中心としているから、そのくらいはさして気にしない」

「軍事行動中心としている皇女? ……不思議な術を使い、空を支配しているようだと揶揄される?」

「多分それだな、私は航空魔導師。煌帝国空軍の創始者であり、大佐と名乗っているが、まあ実質空軍の最高責任者の元帥だ」

と言って体勢を楽にし、続けた。

「まあ私個人からすると、シンドリアと戦争はしたくない。国主殿、是非友好的に行こうか?」

「戦争大国の姫君とは思えない発言だな。それも一人で国ひとつ壊滅せしめたと言う噂の貴女が」

「若かりし頃の事だ。なんと当時7歳、戦場に高揚して殺しすぎるのも仕方がないだろう?」

そう言って、せっかくだから錫杖を使って飛び立った。変形したとはいえ九五式に変わりはない。魔力を流せば問題なく稼働した。

「では、今度は正式な場でお会いしましょう。またしかるときまで」

ななさい? と呆然としたかのような声を後ろに、私も葉月中佐の航空魔導増強大隊へ合流すべく、大空へ舞い上がった。

第九幕 バルバッド第三王子→←第七幕 紅玉が嫁に出されるらしいです



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かしわてぃ。(プロフ) - あっそうですか。では読みませんしお気に入り登録もしません。あと、このコメントには返事は結構です。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)
諏訪(プロフ) - かしわてぃ。さん» アドバイスなら申し訳ありませんが今回は見送らせて下さい。変な所で切るのは私が気にくわないので。読みにくいなら読まなくて結構ですから、それは譲れません。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: 212d41517c (このIDを非表示/違反報告)
かしわてぃ。(プロフ) - 次のページに書けばいいと思います。その時に文字数の関係上変な所で切って申し訳ありませんと書いたらどうでしょうか?悪魔でもこれはアドバイスです。 (2017年4月9日 15時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)
諏訪(プロフ) - かしわてぃ。さん» 文字数の関係上難しいです。 (2017年4月9日 11時) (レス) id: 212d41517c (このIDを非表示/違反報告)
かしわてぃ。(プロフ) - もうちょっと隙間開けて打ち込んでください。何か見づらいので…終わった後にすいません。 (2017年4月9日 9時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羽白 | 作成日時:2016年12月27日 22時

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