ちきゅうのうえにうかぶふね ページ48
でも、私はもっと強い太刀を知っている。
・・・道場を壊してしまったのだっけ。
私は勝った。
トドメは・・・
刺さなかった。
私はこの数年でかなり強くなったと思う。
私は、
もう、私は鬼には負けない。
あの時みたいに。
攘夷戦争に私が参戦したのは。
単に人を殺したかったからだ。
人を殺したくて、でもそんな鬼に負けたことが悔しくて、私は故郷を守ると言う大義名分を掲げた。
天人なのにたった1人、同族を敵に回してまで故郷を守るヒロイン・・・
人は私をそう語る。
違う、そんなものじゃない。
私は殺したかっただけ。
その為に、故郷を利用した。
ただそれだけの、
醜い人殺し。
私はもう、この手で大切な人を殺すのなんていやだ。
私を守る為、私に殺された父。
私を止める為、私に殺された母。
私は沖田さんを思い浮かべる。
もし沖田さんを殺そうとしたならば。
私は自分の胸に刀を突き立ててでも、鬼を、自分を、止めてみせる。
私は牙王に言った。
「早く星へ引き返して」
すると牙王はニタニタと笑いながら言った。
牙「もう遅い」
沖田さん
「目ェ閉じろ」
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RAPISURAZURI(プロフ) - 指名の仕方が分からなくてごめんなさい!コメントありがとうございます!明日、沖田くんの誕生日ですね♪誕生日ネタは書けるかどうか分からないけど、できるだけ早く更新できるように頑張ります! (2019年7月7日 17時) (レス) id: eda71cecc1 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 - すごく短かったですが、面白かったです!あと、今日、7月7日で沖田くんの誕生日1日早いですが、おめでとう!(沖田くんの誕生日は7月8日です。)これからも更新頑張ってください!! (2019年7月7日 13時) (レス) id: 137d60e577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおいひつじ | 作成日時:2019年7月6日 19時