わたしのおへや ページ30
お昼の休憩時間。
今日は、道場に行かなかった。
鬼は、もうそこまで来てる。
それが分かってるのに、私は何も出来ない。
ただ、恐怖に飲み込まれて行く。
そして、それとは相反して騒ぎ出す血。
そんな自分達を、どちらでもない自分が遠くから見ているような感覚。
私は、刀をギュッと握りしめた。
この前副長に頂いた刀。
近いうちに、これを使う日が来てしまうかも知れない･･･
私は、先日見た夢を、封印しようとしていた過去を思い出す。
もう、この手で、大切な人を殺めたくない･･･
突然、スパッと襖が開いた。
驚いて顔を上げると、見覚えのある栗色の頭。
何の断りもなくズカズカと入って来て沖田さんは言った。
総「何かあったんですかィ？探しやしたよ」
「わざわざありがとうございます。特に何もないですけど･･･？」
そう言っておずおずと笑ってみせる。
私はちゃんと笑えてるだろうか。
沖田さんはしげしげと私の顔を見、
総「そりゃよかった」
なんて言って出て行った。
私はしばらく、沖田さんが閉じて行った襖をぼんやりと見ていた･･･
ことに気が付いて慌てて視線を戻し、刀を手にしていたことに気付く。
せめて隠せばよかった。
沖田さん、さすがにこれには気付いただろうな。
何とか立ち上がり、今日の夕食の手伝いをしてる時。
私は今更ながらに思った。
･･･そもそも沖田さんはなんで私なんか探してたんだろ、って。
沖田さん
「目ェ閉じろ」
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RAPISURAZURI(プロフ) - 指名の仕方が分からなくてごめんなさい！コメントありがとうございます！明日、沖田くんの誕生日ですね♪誕生日ネタは書けるかどうか分からないけど、できるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2019年7月7日 17時) (
レス) id: eda71cecc1 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 - すごく短かったですが、面白かったです！あと、今日、７月７日で沖田くんの誕生日１日早いですが、おめでとう！（沖田くんの誕生日は７月８日です。）これからも更新頑張ってください！！ (2019年7月7日 13時) (レス) id: 137d60e577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいひつじ | 作成日時：2019年7月6日 19時
